医療とデザインの融合
2025-09-17 14:12:23

医療とインテリアデザインが融合する新しい試み「ICA」のご紹介

医療とインテリアデザインが生み出す新たな価値



医療とインテリアデザイン、異なる領域が交差するところに新たな課題解決の道が開かれています。その名も『ICA(インテリアケアプラン アテンダント)』。これは、医療の現場においてインテリアデザインの観点から患者やその家族をサポートする取組みであり、生活の質(QOL)向上を目指しています。

ICAが登場する背景



退院後に自宅療養を始める際、適切な住環境を整えることは非常に重要です。しかし、多くの人々は建築やインテリアに関する知識がないため、どのように自宅を整えるべきかわからないことが多いのが現状です。入院前と退院後の身体状況の変化に応じた住まいの工夫や、リハビリに役立つ家具配置、さらには心を支えるインテリアデザインなど、様々な視点での提案が不可欠と言えるでしょう。

ICAの活動内容



ICAは医療や介護に従事するプロフェッショナルが、インテリアデザインに関する基本的な知識を身につけ、コミュニケーション力やヒアリング力を高めることに主眼を置いています。これにより、患者やその家族との対話を通じて、個々のニーズに合った住環境の調整を行い、生活の質を高める支援を行います。この活動を通じて、医療の現場でインテリアがいかに機能するかの新たな視点を提供します。

昨年度、大阪医療福祉専門学校での選択科目に採用されたICAですが、今後はさらに多くの医療・介護従事者を対象とした学びの場を広げていく予定です。新たな視点を持った作業療法士など、新しい人材育成の場として期待されています。

参加者の声



これまでの講座に参加した医療従事者からは、『患者とのコミュニケーションが容易になった』『自宅に帰った患者の生活環境を具体的に提案できるようになった』といった声が寄せられています。具体的な事例を通じて学んだ知識が現場でどのように生かされるかが明らかになっています。

未来に向けて



今後、ICAは地域の医療や福祉の現場でさらに多くの役割を果たしていくことでしょう。生活環境が整うことは、患者のモチベーションの向上にもつながります。これからも医療とインテリアの融合を進め、多くの人に笑顔を届ける活動に取り組んでいきます。

お問い合わせ



ICAに関する講座の詳細や、参加希望については、株式会社デザインクラブのピープルヘルスケア事業部までお気軽にお問い合せください。


私たちは、笑顔があふれるシーンをデザインします。日々の生活が、より良いものになるよう、全力でサポートしてまいります。


画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: インテリア 医療 関西

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。