新時代のデジタルワークフロー
最近、業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)が進む中で、パナソニック ネットソリューションズ株式会社(以下:パナソニックNETS)が提供する証憑電子保管サービス「MAJOR FLOW 証憑保管」が、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(以下:富士フイルムBI)が展開する業務支援クラウドサービス「FUJIFILM IWpro」との連携を開始しました。これは多様な請求書の受け取り方法に対する利便性を向上させるための新しい取り組みです。
連携の背景
近年、電子帳簿保存法の改正に伴い、多くの企業がDXを推進する流れが進んでいます。しかし、請求書の受取方法が多岐にわたるため、企業のバックオフィスにおいて「請求書が一元管理できない」といった課題が顕在化しています。このような声に応えるため、MAJOR FLOWはこれまでに培ってきたノウハウを生かし、広範囲にわたる請求書の管理を一元化するシステムの構築を目指しました。
MAJOR FLOW 証憑保管アップローダー
新たにリリースされた「MAJOR FLOW 証憑保管アップローダー for FUJIFILM IWpro」は、追加費用なしで利用可能です。これにより、利用者はクラウド上でワークスペースに請求書を集約し、効率的に管理できます。複数の業務担当者が関与する場合でも、単一のプラットフォームで請求書の支払いまでを一元的に処理できるため、業務の負担が軽減されます。接続が可能なさまざまなサービスを通じて、ビジネスプロセスのデジタル化が進むことが期待されています。
パナソニックのDX推進戦略
パナソニックグループのDX活動は、「Panasonic Transformation(PX)」という戦略のもとで進められています。単なるITシステムの変革にとどまらず、経営全体の基盤強化を目的としており、「デジタルと人の力で「くらし」と「しごと」を幸せにする」というビジョンを掲げています。この考え方に基づき、2025年1月8日(水)より、MAJOR FLOWの新しい機能が本格的に利用可能になる予定です。
企業のコメント
今回の連携に関して、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社からも期待の声が寄せられています。ビジネスソリューション事業本部の部長、滝澤基氏は「業務プロセスやシステムをワンストップで統合し、デジタル化やDXを支援する旨の意気込みを述べました」とコメントしています。今後、両社はパートナーシップを強化し続け、企業の生産性向上に貢献していく方針です。
まとめ
この新たな連携は、デジタルワークフローの未来を大きく変える可能性を秘めています。MAJOR FLOWとFUJIFILM IWproによる業務改善のエコシステムが、企業の成長にどのように寄与するかが注目されます。変わりゆくビジネス環境の中で、パナソニックと富士フイルムは新たな価値の創造に挑んでいくでしょう。今後の動向に要注目です。