音楽プロジェクト「eto」が待望の新シングルをリリース
音楽プロジェクト「eto」は、2025年9月17日に新たなシングル『メラメラ(Mela Mela)』をリリースしました。この楽曲は、自由な音楽表現と新たなボカロ文化を提示することを目的とした注目の作品です。前作の『ボカロイド』がYouTubeで22万回の再生を記録したことからも、ファンからの期待が高まっています。
プロジェクト「eto」とは?
「eto」は、人気バンドAliAのコンポーザー兼ギタリストのERENと、作詞・ピアニストを務めるTKTが中心となり誕生した音楽プロジェクトです。彼らの特徴は、異なる音声エンジンを駆使したボカロシンガーたちを一つの楽曲に組み合わせるユニークなスタイル。初音ミク、宮舞モカ、重音テト、可不という4体のボカロキャラクターが共演することで、より多様性に富んだ音楽を展開しています。
新曲『メラメラ』のテーマと制作秘話
新曲『メラメラ』は、ERENの友人の実体験に基づいて制作された楽曲で、彼が火事に遭い、辛い経験を乗り越えてきた姿からインスパイアを受けました。曲には、そうした彼の闘志や生きる力、そしてポジティブなエネルギーが込められています。ERENは、「この曲は友人の姿に強く感動し、その気持ちを音楽にすることで、他の人々にも勇気を与えたい」と語ります。
また、TKTも歌詞に挑戦しています。「“メラメラ”という言葉だけで韻を踏むことにこだわり、その中に情熱的な炎とポジティブなエネルギーを表現しました」と述べています。楽曲は、ネガティブな炎だけでなく、挑戦的で明るいエネルギーを含むよう意識されているとのことです。
音楽性とリスナーへのメッセージ
ERENは、新作の音楽面についても触れ、「辛い状況の中でも決して笑顔を失わず、前向きに生きる姿を描くために、音楽のアプローチはポップに仕上げました」と説明します。メロディには「強さ」や「クールさ」を盛り込み、聴く人の心に響くような工夫がされています。
リスナーに向けたメッセージとして、彼は「『メラメラ』は、何かに向かって頑張る人々への応援歌です。ぜひ、気軽に多く聴いてほしい」と語っています。
リリース情報と配信サービス
『メラメラ(Mela Mela)』は、音楽ディストリビューションサービス「PNDR」を通じて配信されています。これは、THINKRによって運営されているキュレーション型の音楽配信サービスで、新しいアーティストとリスナーを繋げる機会を提供しています。公式サイトや各配信プラットフォームで視聴することができます。
また、同プロジェクトは今後も新たな楽曲をリリースする予定で、多様なアーティストが参加することで新たな音楽界を築いていく意欲を見せています。
おわりに
『メラメラ』は、「eto」にとってさらなる挑戦の第一歩となることでしょう。新しいボカロ文化の形をしっかりと提示しながら、熱烈な思いを持って進化し続ける彼らに今後も注目が集まります。