フェンダーが未来のギタリストを支援するプログラム『Fender Next™』
フェンダー ミュージカル インストゥルメンツ コーポレーション(FMIC)は、2025年度の選抜アーティストを発表しました。このプログラム『Fender Next™』は、次世代のギタリストを支援することを目的に始まり、世界中から20組が選ばれました。
日本から選ばれたアーティストは、ブランデー戦記と音羽-otoha-の2組です。このプログラムは音楽とカルチャーを切り拓くアーティストたちにスポットライトを当て、彼らの成長を支援しています。これまでに、175組以上のアーティストがこのプログラムから恩恵を受けており、ギターミュージックの未来を一緒に切り拓いてきました。
アーティスト選考の背景
2025年度の選考には、アメリカ、メキシコ、ヨーロッパとアジアを含む多国籍なアーティストが参加しました。選考基準は、ギター技術、音楽的影響力、ファンとのコミュニケーション、そしてフェンダー・ブランドとの親和性を重視しています。特に今年は、過去に選ばれたアーティストであるOmar ApolloやIDLESが自身の推薦を通じて新しいアーティスト候補を選びました。これによりコミュニティのつながりが強化され、次世代に貢献する意義がさらに深まったと言えるでしょう。
フェンダーのアーティストマーケティング責任者であるジェイソン・クライン氏は、「Fender Next™は、音楽とカルチャーの中でギターの役割を再定義するために設立されました。特に過去の選出者が選考に協力したことは、このプログラムがクリエイティブコミュニティに信頼されている証です。」と説明しています。
充実したサポート体制
選ばれたアーティストには、フェンダーの伝説的なギターやアンプを使用できる機会、プロモーション活動への参加、さらにはApple Musicと連動したプレイリストへの掲載、独自のパフォーマンス展開など、多岐にわたるサポートが提供されます。特に、ギタリストに必要なエフェクターやヘッドフォン、サブスクリプションなどが含まれた特別パッケージが用意されています。
このような支援を通じて、2025年度の選抜アーティストたちは、現代の音楽シーンにおける大胆で多様な表現を追求し、新たな音楽の可能性を探求していきます。
未来のギタリストたち
今年の選抜メンバーは、ポップ、インディーズ、オルタナティブロック、パンク、R&Bといった様々なジャンルのアーティストが揃い、注目の才能が顔を揃えています。ブランデー戦記は、「フェンダーに選ばれたことは非常に光栄であり、私たちの音楽で皆をワクワクさせたい」とコメントしています。一方、音羽-otoha-は、「フェンダーのピックのネックレスをつけていた時期を思い出しながら、今回は本人としてこの舞台に立てることがとても嬉しい」と述べています。
まとめ
このように、フェンダーの『Fender Next™』プログラムは、単なるアーティスト支援にとどまらず、新しい文化や音楽の誕生へとつながる架け橋として機能しています。次世代のギタリストたちの独自のスタイルがどのように発展していくのか、今後の展開が非常に楽しみです。