高嶺のなでしこ、初のセンターステージライブ
2024年2月14日、バレンタインデーに、10人組アイドルグループ「高嶺のなでしこ」が国立代々木競技場 第二体育館で、グループ史上最大規模のワンマンライブ『高嶺のなでしこ ワンマンライブ 2025 〜Cute for life〜』を開催しました。このライブは、女性アイドルグループの単独公演として初のセンターステージ形式で、3,000人を動員しました。今回はその模様をオフィシャルレポートでお届けします。
グループは2022年夏に結成されてから約2年半が経過しました。この日集まったファンたちは、メンバーの登場を心待ちにしていました。開演前の静けさが破られると、サウンドプロデュースを務めるクリエイターユニット・HoneyWorksの魅力的な音楽が流れ、時計が進むにつれて会場は一気に熱気に包まれました。
オープニングからメンバーたちはファンシーな衣装で「可愛くてごめん」を披露。彼女たちのパフォーマンスが近距離で見られ、観客の興奮は最高潮に達しました。その後も「女の子は強い」や「初恋のひと。」といったバレンタインにぴったりのラブソングが繰り出され、ファンの「好き!」のコールが響き渡りました。
続いて、センターステージではメンバーが本を持ちながら切なさを漂わせるパフォーマンスを披露し、特別な雰囲気を作り出しました。「恋を知った世界」では、まるでファンにプレゼントを届けるかのようにハート型の紙吹雪が降り注ぎ、会場は甘い雰囲気に包まれました。
この後は、チョコレートにちなんだ2チームに分かれての対抗戦が始まりました。白の制服に身を包んだ「Whiteチョコチーム」と、クールな印象を与える「Bitterチョコチーム」が交互にパフォーマンス。両チームの魅力が相互に引き立てられ、ファンの応援も盛り上がりました。「可愛いって言われたい」では、全員によるコール&レスポンスが会場を揺るがしました。
MCパートでは、メンバー同士の内輪話が披露され、ファンとの距離感が一層親密になる瞬間がありました。続いてのパフォーマンスでは、公式キャラクターの「てんにゃ」も登場し、会場はさらに盛り上がりました。「推しの魔法」の音楽に合わせ、ファンの目も楽しませました。
次に披露されたのは、「アイのウイルス」。この曲は全国劇場公開中のホラー映画「悪鬼のウイルス」の主題歌で、デュエットパートから始まるその姿に観客は魅了されました。このドラマチックな演出に、会場全体がそのテンションの中で一体感を持ち、キャパシティを越える感動を覚えました。
続いては、ゴシックなコンセプトでのパフォーマンスへと続き、ダンストラックに合わせて黒のガウンをまとったメンバーたちが登場。センターのライトが当たるたびに、観客は驚きと興奮を隠せませんでした。「アンチファン」に始まり次々と届けられる楽曲たちは、彼女たちの力強さをファンに印象付けました。
ライブは盛り上がりを見せた後、メインステージで「I'M YOUR IDOL」が披露。ここで一体感を醸成し、感動的に本編は幕を下ろしました。
アンコールでは新衣装が披露され、色合いが清楚でかわいらしい印象を与えた「Cute for life」を初パフォーマンス。新曲はエレクトロポップの要素があり、再び場の雰囲気を甘美に包みました。最後のMCで、今後の対バンイベントやツアーが発表され、ファンからは歓声が上がりました。
この日のライブは、キャプテンの籾山によると「これまでの挑戦を超えた記念すべき瞬間」となったようです。メンバーたちはファンと共にさらなる成長を誓い、高嶺のなでしこの未来へと期待が高まる時間となりました。
最後には、2月9日から配信がスタートした新曲「小悪魔だってかまわない!」の初パフォーマンスでこの特別な日が締めくくられました。2025年も最高の瞬間を届けるために、彼女たちの旅は続いていきます。