newmoと東京海上日動が手を組み新たなライドシェア保険を導入

newmoと東京海上日動の提携

新たな時代のライドシェアサービスを安心して利用できる環境の構築が進んでいます。newmo株式会社が東京海上日動と提携し、ライドシェア向けの革新的な保険システムを導入することが決まりました。この制度は、1時間単位で適用されることが特徴で、これにより短時間の稼働が一般的なライドシェアドライバーにとっても負担が軽減されます。

newmoの取り組み

newmoは2024年1月に設立された新興企業で、”利用者視点に立ったサステナブルな地域交通”の実現を目指しています。すでに大阪でタクシー事業を展開しており、ライドシェアサービスの開始に向けて積極的に取り組んできました。2024年4月から本格的に導入される日本版ライドシェアは、一般ドライバーが自家用車で乗客を運ぶ新しい制度で、この制度の普及を通じた地域交通の改善に向けた取り組みが期待されています。

ライドシェア保険の特徴

今回新たに導入される「移動サービス事業者向け自動車保険」は、時間単位での保険料設定が可能です。従来は、1日単位での契約が主流でしたが、これは短時間勤務のライドシェアドライバーにとって経済的な柔軟性が欠如していました。

この新しい保険には、対人・対物賠償責任補償だけでなく、人身傷害補償や事故発生時のロードアシストも含まれており、安心して運転するための幅広いサポートが得られます。

また、事故が発生した際には、専用の事故対応体制が発動されます。ドライバーはnewmoのサポートチームに事故報告を行い、その後の対応は東京海上日動と連携して進められます。これにより、事故の受付から示談解決までのプロセスがスムーズに行えるため、ドライバーや乗客に対してより安心感を提供できるようになります。

今後の展望

newmoと東京海上日動は、今後もライドシェアの安全性や信頼性を高めるための研究開発を継続的に行います。また、ライドシェアに最適な保険商品の開発に加え、運転データの分析を通じたリスク評価にも取り組む予定です。これにより、ライドシェアのドライバーや乗客へのサポート体制をさらに充実させ、安全で快適な移動を提供していくことを目指しています。