世界50か国から集う未来のリーダーたちのサミット
2023年9月30日から10月4日まで、関西大学にて「第6回 ヤング・リーダーズ・サミット」が開催されます。これは、ASEF(アジア・ヨーロッパ財団)との共催で、世界50か国から選抜された89名の若者が「Society 5.0」をテーマに集結し、未来社会の課題解決に向けた議論を行う国際的なプログラムです。
厳しい選考を勝ち抜いた89人
参加する89名は、なんと150倍の選抜倍率を突破した精鋭たちです。彼らはそれぞれ異なる国と文化を背景に持ち、まさに未来のリーダーとしての素養を持っています。本サミットでは、自分自身の成長やチームでの協力、さらには社会貢献について深く考える機会が与えられます。言語や文化の壁を越え、グローバルな視点で社会課題を解決するための具体的な提案を模索します。
ブレンディッド型教育の導入
本プログラムの大きな特徴は、ブレンディッド型教育の採用です。参加者は、事前にオンラインでの学習と、対面での実践を組み合わせて学びます。7月にはCOIL型セッションを行い、9月末からは実際に万博会場での発表や、神戸での防災学習に取り組む予定です。こうしたステップを経ることで、参加者同士の交流が深化し、教育効果が最大化されると言われています。
特に注目すべきは、10月3日に行われる神戸のJICA関西センターおよび阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センターの訪問です。ここでは、国際協力の重要性や防災について体験的に学び、未来社会に対する提案を行うことが期待されます。
関西大学から広がる国際的な学び
このプログラムは文部科学省の「大学の世界展開力強化事業(JIGE)」の一環として、関西大学とその連携校が共同で実施されています。関西大学の学生も特別枠で参加し、世界の仲間と共に未来への課題解決に挑戦します。このサミットでの成果や提案は、参加者自身の成長だけでなく、地域や国際社会に対する貢献となることが期待されています。
プログラムの流れ
- - 9月30日(火)、10月1日(水): 関西大学千里山キャンパスでの活動
- - 10月2日(木): 大阪・関西万博「TEAM EXPOパビリオン」での発表
- - 10月3日(金): 神戸のJICAセンター、阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター訪問、午後に関西大学千里山キャンパスに戻ってのまとめ
- - 10月4日(土): 関西大学梅田キャンパスでの成果発表
ASEFとJIGEについて
ASEF(Asia-Europe Foundation)は、アジア欧州会合(ASEM)の枠組み内で設立された組織で、教育や文化などの分野での交流を推進しています。一方、JIGEは文部科学省が推進する国際的人材育成を目指した教育連携拠点です。
このように多様な背景を持つ若者たちが関西大学で集まり、未来の社会について議論することで、彼ら自身の成長とともに、地域社会そして国際社会への貢献が期待されます。本サミットは、ただの教育プログラムにとどまらない、未来を築くための重要なステップとなることでしょう。