医誠会国際総合病院がJCI認証取得、医療ツーリズムを加速する新たな挑戦

医誠会国際総合病院、JCI認証取得の意義

医療法人医誠会は、大阪市に本社を構える医療機関で、2024年12月28日に国際医療施設の評価機関であるJoint Commission International（JCI）の認証を取得しました。JCIは、医療機関の質や安全性に関する国際的なスタンダードを提供しており、これにより医誠会国際総合病院は、国内外の患者に対して信頼性の高い医療サービスを提供することができます。

JCI認証取得の背景

医誠会国際総合病院は、2023年1月からJCI認証の基準に基づいた医療体制の再構築に取り組んでおり、今回の認証取得はその過程で得られた成果のひとつです。JCI認証を受けることで、医療機関は国際的な安全基準を満たしていると認められ、患者に安心できる医療環境を提供することが可能となります。これにより、さらなる医療ツーリズムの促進が期待され、アジア諸国からの患者の受け入れ体制を充実させていく方針です。

医療ツーリズムの強化

医誠会国際総合病院は、がん治療や人間ドックなどの特色ある医療サービスを提供しており、中国やインドネシア、ベトナムを含むアジアの国々から多くの患者さんを受け入れています。多言語対応のスタッフも配置しており、海外からの患者が円滑に医療サービスを受けられる環境を整えています。医療ツーリズム市場が成長する中で、医誠会は競争力を維持しながら質の高いサービスを提供しています。

JCI認証に向けた取り組み

JCI認証取得のためには、治療・ケアの質、感染対策、安全管理、職員の教育など多岐にわたる評価が行われます。医誠会国際総合病院では、峰松病院長を中心とするプロジェクトチームが設立され、評価基準に適合するための職員研修を実施しました。12月23日から27日の間にJCIの審査員が院内の視察を行い、実際の現場での確認を通じて認証の条件を満たしているかを厳正に評価されました。

2024年の目標と医療の国際化

医誠会国際総合病院は2024年にさらに医療の国際化を推進し、アジア圏を中心に多くの海外患者のニーズに応える方針です。これにより、日本の医療水準を世界に発信し、より多くの国際患者が日本の質の高い医療を受けることができる環境を整えていく予定です。地域医療への貢献も忘れず、24時間365日体制での救急医療の提供を行い、地域社会の安心にも寄与していきます。