映画『万事快調<オール・グリーンズ>』に南沙良が主演
俳優・南沙良(23)が、波木銅による小説を原作とした映画『万事快調<オール・グリーンズ>』に、朴秀美役で出演することが決定しました。
この映画は長編小説『万事快調』の映画化で、波木氏が発表当時わずか21歳であったことからも、その独特な視点が光る作品となっています。監督には『猿楽町で会いましょう』の児山隆が務め、2026年の公開が予定されています。
夢を追いかける若者たちの物語
南が演じる朴秀美は、ラッパーを目指しながらも、学校や家での居場所を見失い、鬱屈した日々を送っています。彼女は、未来が見えない町に住む同級生たちと共に、「オール・グリーンズ」という同好会を結成し、一攫千金を狙う禁断の課外活動を始めます。これは、彼女たちが自分自身の夢を叶えるために町を離れようとする姿を描いた物語です。郊外の風景を背景に繰り広げられる彼女たちの青春と葛藤は、多くの観客の共感を呼ぶことでしょう。
成長する南沙良
最近、南沙良は様々な役を華麗に演じ、注目を集めています。今年7月4日に公開された映画『愛されなくても別に』に続く主演作となる本作。NHK大河ドラマ『光る君へ』でも印象的な演技を大きく評価されており、彼女の成長と演技力が多くのファンに期待されています。また、南沙良は自身の役柄について「何ひとつ快調じゃない日常のなかで、乾いた感情は不安や閉塞感を助長させる」とコメント。彼女は時には無軌道で、しかし魅力的なキャラクターとして秀美を表現し、青春の難しさと美しさを描き出しています。
監督のビジョン
児山監督は、今回の作品について「新たな青春映画の誕生」を強調し、明るい笑いとともに深い感情を描くことを願っています。彼のスタイルは、従来の学園ドラマとは一線を画し、独自のユーモアと感動が融合した作品を期待させます。
映画の主題歌は「Stranger」NIKO NIKO TAN TANによって提供され、物語の華やかな情景を一層盛り上げています。新たな青春の旅が始まるこの作品に、どうぞご期待ください。
まとめ
南沙良が演じる朴秀美の物語は、同世代に共感できる要素にあふれています。彼女たちの「どこかに行きたい」という純粋な思いは、青春を振り返るすべての人々に響くことでしょう。この映画『万事快調<オール・グリーンズ>』の公開を是非お楽しみに!