『老いゆく社会』奨励賞受賞
2025-04-28 18:48:52

TSSライク!シリーズ特集『老いゆく社会』がギャラクシー賞奨励賞を受賞!

2023年5月31日、TSS(テレビ新広島)の特集番組『老いゆく社会』が、第62回ギャラクシー賞下期において報道活動部門の奨励賞を受賞しました。この評価は、特定の特番ではなく、継続的な放送活動が審査対象となる報道活動部門でのものであり、同部門での受賞はこれが初めてです。

『老いゆく社会』は、平日夕方のニュース番組「TSSライク!」内で放送され、約1年の間に「高齢化する団地編」「墓じまい編」「生前の葬儀編」「映画『ぼけますからよろしくお願いします』 信友監督のその後編」「徘徊編」「行方不明編」と、全6回に渡って高齢化に伴う様々なテーマを取り上げてきました。このシリーズでは、急増する高齢者がどのように地域社会で暮らし、また、家族や友人たちとどのように向き合っているのかに焦点を当てています。

特に、最近の放送では、高齢者が住む団地での生活を支える老舗の喫茶店が紹介され、地域が高齢者をどう支えているかについて深く掘り下げて報道されました。また、今後託す人がいない墓石の撤去、いわゆる「墓じまい」に関する現実も取り上げられ、これが全国的な現象であることが明らかになりました。

その中で、認知症を抱える高齢者とその家族が直面する現実にどう向き合うべきか、社会としての課題が提示されています。TSSはこのシリーズを今後も継続し、高齢化社会の進展に伴う深刻な問題について視聴者に問いかけていきます。特に、地域にとって重要な課題である高齢化と、それに伴う生活環境の変化に正面から向き合う内容が期待されています。

さらに、6月には広島出身のお笑い芸人「三浦マイルド」を取材した特番『お笑い芸人と認知症(仮)』の放送も予定されています。ここでは、認知症とその家族を支える姿をお笑いを通じて描くことで、視聴者に考えるきっかけを提供します。

ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が実施しており、1963年の創設以降、日本の放送文化の質的向上を目指して、毎年優れた番組や個人、団体を表彰しています。今回の応募総数である29本の作品の中から、僅か6本が入賞を果たし、入選には届かなかったものの高い評価を受けた作品に贈られる奨励賞が2本あり、その中にこのTSSの特集が選出されたことは、大きな名誉です。

『老いゆく社会』を通じて、視聴者は単なるニュースを超えた、深い社会問題への理解を深めることができます。今後もTSSの動きに注目し、我々の生活を取り巻く変化に目を向けていく必要があります。社会全体でこの問題を考え、行動に移すことが求められています。


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