桂米朝まつり開催
2025-07-28 14:16:19

生誕百年記念桂米朝まつりで感じる落語の魅力と歴史

生誕百年記念桂米朝まつり



2025年、桂米朝(本名:中川清)の生誕百年を迎えるにあたり、姫路市民プラザにて特別展「噺家の原点-100年のその先へ-」が開催されます。この企画は、落語の伝道師として知られ、多大な影響を与えた桂米朝の足跡を振り返り、彼の芸がどのように現代の落語に繋がっているのかを探る貴重な機会です。

桂米朝の小さな頃からの足跡



桂米朝は1925年、大正14年に姫路市の九所御霊天神社の神主の家に生まれました。父の影響で幼い頃から落語、浪曲、講談などの芸に親しんだ米朝の生涯は、彼自身の運命を決定づけるものでした。昭和18年、上京し、作家で寄席文化研究家の正岡容との出会いが彼の世界を広げ、独自の道を歩むきっかけとなりました。

芸人としての誕生



終戦後の姫路で、焼け跡を背景に落語会を企画していく中で、米朝は自ら演者としての決意を固めます。昭和22年、四代目桂米團治に入門し、以来、上方落語の復興に心血を注ぎました。彼は独演会の全国展開や全集化を進め、上方落語の存在意義を高める活動を行いました。

文化の架け橋としての姿



桂米朝は落語の専門家であるだけでなく、古典芸能全般とも深い関わりを持ち、幅広い分野での横断的な研究を行ってきました。この功績が評価され、2011年には重要無形文化財保持者(人間国宝)、さらには文化勲章を受章するに至ります。

特別展の詳細



開催日時


本特別展は、令和7年8月14日(木)から8月24日(日)まで、毎日午前10時から午後6時30分まで開催されます(最終入場は午後6時)。なお、8月18日(月)は休館日となっております。

場所


展示は姫路市民プラザ特別展示室(イーグレひめじ地下1階)で行われ、入場は無料です。これは落語ファンのみならず、幅広い世代の方々にとって楽しめる内容となっています。

スペシャルトークショー『米朝と私たち』


特別展期間中、8月14日(木)の午後2時からは、桂米團治氏(米朝氏長男)、中川渉氏(米朝氏三男・学芸員)、小澤紘司氏(米朝研究家)を迎えたトークショーも予定されています。米朝との思い出や、展示内容についての貴重な話が聞ける機会です。参加には事前の申し込みが必要で、締切は8月3日(日)ですので、ご注意ください。

まとめ


桂米朝生誕100年を記念するこの特別展は、落語を通じての歴史や文化の重要性を再認識する素晴らしい機会です。ぜひ、皆さんも姫路での特別な時間をお楽しみください。


画像1

画像2

関連リンク

サードペディア百科事典: 特別展 落語 桂米朝

トピックス(イベント)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。