産業IoTを支える次世代無線LANアダプタ「DAP-A2W6」が登場
ダイヤトレンド株式会社が2025年2月17日に新たに発売する産業用無線LANアダプタ「DAP-A2W6」。この製品は、最新のWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応し、工場などの産業現場におけるIoT化の進展を力強くサポートします。ここではその特長や性能について詳しく解説します。
新型無線LANアダプタの開発背景
現在、産業現場ではIoT技術が不可欠となり、無線通信の精度と安定性が求められています。従来のWi-Fi 4では難しい高速通信や多台数接続に対応するため、ダイヤトレンドは新たにWi-Fi 6に対応した「DAP-A2W6」を開発しました。この新型アダプタは、コンパクトな設計でありながら、優れた耐環境性能も確保しています。
新製品の注目ポイント
高速通信を実現
「DAP-A2W6」は、2.4GHz帯で最大574Mbps、5GHz帯では最大2,400Mbpsの通信速度を誇ります。この性能は、特に多くのデバイスが同時に使用する環境でも安定したパフォーマンスを提供し、干渉のある状況でも信頼性を保ちます。
フレキシブルなデュアルアンテナ
通信環境を最適化するために、付属のデュアルアンテナを使って電波の指向性を調整することが可能です。これにより、使い慣れた環境で通信がより安定したものとなります。
ビームフォーミング機能
特に優れた点は、ビームフォーミング技術により、特定のデバイスに向けて電波を集中させることができることです。この技術により、障害物が多い工場内でも、必要な場所に的確に電波を届けることができます。これにより、工場が持つ複雑なレイアウトにおいても通信品質を確保し、全体としてのネットワーク性能を最大化できます。
優れた耐環境性
この無線LANアダプタは、-20℃から+65℃までの幅広い温度範囲での動作が可能で、工場などの過酷な環境でも信頼性を発揮します。また、広い電源範囲(DC12〜36V)に対応しているため、制御盤への組み込みも容易です。
PoEに対応した設計
PoE給電(IEEE802.3af)に対応しており、LANケーブル一本で設置が可能なので工事が簡便で、コスト削減にも寄与します。
コンパクトなデザイン
「DAP-A2W6」は、非常に小型で、装置への組み込みが簡単です。これにより、必要なスペースを取らずに導入することができます。
今後の展望
ダイヤトレンドは、この新製品の発売を皮切りに、無線通信製品やPoE製品を増やし、工場のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するためのネットワークソリューションを提供していく方針です。これからますます進化する産業界において、IoTと無線通信の重要性は増すばかりです。
製品詳細
- - 型番: DAP-A2W6
- - 発売日: 2025年2月17日
- - 直販価格: 90,200円(税込)
- - 対応規格: IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
ダイヤトレンドの最新無線LANアダプタ「DAP-A2W6」は、工場のIoT化に最適なソリューションを提供します。この機会にぜひ、最新技術を体験してみてはいかがでしょうか。