奮闘するミスミグループが特別賞を受賞
株式会社ミスミグループ本社が、2025年9月12日に開催されたカスタマーサポートシンポジウムで「特別賞(時間価値創出)」を受賞しました。この賞は、企業が顧客サービスを向上させる取り組みを評価するもので、ミスミグループの革新的な試みが注目を集めました。
カスタマーサポート表彰制度とは
カスタマーサポート表彰制度は、IT協会が主催するもので、顧客戦略の強化に寄与する企業や個人に贈る賞です。今回の特別賞は、顧客へのサポートが優れたものであること、そして企業経営への貢献が認められたことから授与されました。
ミスミグループの評価ポイント
特別賞の受賞理由として、主に二つのポイントが挙げられています。第一に、顧客に時間価値を提供するというミッションに沿ったサービスが実施されている点です。第二に、縦割り組織の課題を乗り越え、全体最適化を図る改革を実行したことが評価されました。
具体的には、顧客のニーズに即した迅速な対応を実現するために、様々な施策が採用されています。特に、環境規制への対応が強化され、輸出ニーズに応じた効率的なサービス提供が実現しました。
具体的な取り組み
1. 構造改革による迅速な対応
営業や商品担当の窓口がバラバラだったのを一元化し、進捗を可視化することで滞留ゼロを達成しました。これにより、顧客への対応品質が飛躍的に向上しました。
2. 業務プロセスの統一化
多くの顧客対応を迅速に行えるよう、処理行動のポイントを洗い出し、統一した工程にすることで、76%の作業時間削減を実現。スタッフのモチベーションも向上しました。
3. 顧客セルフ領域の拡大
新しいお問い合わせフォームにより、情報入力の手間を減らし、調査のリードタイムを7日短縮しました。これにより、迅速なサービスを提供できるようになりました。
4. AIトレーニングによる応対品質向上
AIを活用して応対内容の分析やスキルアップのためのトレーニングを行い、サービス品質の向上に繋げています。これにより、日常的に品質を磨き続けられる仕組みが整いました。
表彰式と記念講演
受賞にあたり、ミスミグループは「デジタルモデルシフト」をテーマに記念講演を行いました。2000年からの取り組みを通じて、インターネットを利用した受発注システムなど、時代を先駆けたサービスを展開。
ミスミの今後の展望
今後もミスミグループは、顧客の業務をより効率化し、新たな価値を提供する取り組みを続けていく方針です。「得ミスミ・楽ミスミ」を通じて、設計のDX化を進め、よりクリエイティブな職務環境を整備していく所存です。顧客に「時間」を価値あるものとして届けていくという強い意志を持ち続けます。
この受賞を機に、ミスミグループはさらなる進化を遂げ、業界のリーダーとしての役割を果たすことでしょう。