伊勢志摩の新鮮魚介を大阪で楽しむ新プロジェクト
近鉄電車の「伊勢志摩お魚図鑑」車両が、大阪の飲食シーンに新たな風を吹き込む取り組みを開始しました。このプロジェクトは、伊勢・松阪で獲れた新鮮な魚介を、近畿日本鉄道が運搬し、大阪の飲食店や調理スクールで活用するというものです。
何が新しいのか?
これまで、伊勢志摩の新鮮な魚を直接体験するのは難しいとされていましたが、この取り組みによって、当日朝に漁獲された鮮魚を大阪の飲食店でそのまま味わうことができるようになります。つまり、伊勢湾で獲れた新鮮で良質な魚を、まさにその日のうちに楽しむことができるのです。また、RETOWNが運営する「飲食人大学大阪校」では、調理実習を通して、こうした新鮮な食材の扱いについて学ぶことができます。
プロジェクトの詳細
このプロジェクトは、2024年3月11日から毎週火曜日に実施される予定(祝日を除く)。主な活用箇所には、福島の「鮨千陽」、中央区の「鮨とよたか」、北区の「きたしんち弓場慎之佑」、そして、REOWNが運営する「飲食人大学大阪校」が含まれています。
輸送は、松阪駅から大阪上本町駅までの区間で行われ、「伊勢志摩お魚図鑑」車両を使って運ばれます。具体的には、松阪駅を6:44に出発し、大阪上本町駅に8:47に到着するルートです。
魚介の輸送フロー
1. 漁獲された魚は活魚として梱包され、列車に積み込まれます。
2. 近鉄の「伊勢志摩お魚図鑑」に乗せて、大阪上本町駅まで輸送します。
3. 駅に到着後、鮮魚が降ろされ、上記の飲食店や調理スクールなどへ配送されます。
このプロジェクトは、RETOWNの新鮮食材提供と教育プログラムの実施、さらには近鉄による地域産業の活性化という二つの側面で大きな期待が寄せられています。
大阪で地域の美味しさを実感
新鮮な素材を取り入れた料理の数々は、料理人たちにとってもやりがいのあるものです。近鉄の運んでくる新鮮な食材は、大阪の飲食文化をさらに豊かにしてくれることでしょう。今後の「伊勢志摩お魚図鑑」に注目し、ぜひこの新たな取り組みを楽しんでみてください。
RETOWNとは?
株式会社RETOWNは、大阪市生野区に本社を置き、飲食店の経営や人材紹介など多岐に渡る事業を展開しています。新たな地域の魅力を引き出すために様々な取り組みを行っています。 RETOWNの代表、松本篤氏もこのプロジェクトを非常に楽しみにしているとのことです。
この取り組みによって、伊勢志摩の海の幸を大阪で味わい、この地域の魅力をより多くの人に知ってもらえることでしょう。ぜひこの機会に、伊勢志摩の鮮魚を堪能してみてはいかがでしょうか。