フクシマガリレイの協賛によるアジア建築学生ワークショップ2025
大阪市に本社を置くフクシマガリレイ株式会社が、岡山県津山市で開催されるアジア建築学生ワークショップ2025の協賛を発表しました。このワークショップは、日本建築設計学会(ADAN)が主催し、アジア地域の建築学生が集まる一大イベントで、今までに多くの国や大学から学生が参加しています。
ワークショップの概要
今回のテーマは「生きた伝統、新しいビジョン」。具体的には、津山市内の倉庫をリノベーションし、地域のコミュニケーションが活性化する新たな交流空間を設計・施工します。この取り組みは、地域社会との共生を目指すフクシマガリレイが掲げる理念に基づいており、地元企業の従業員が利用できることを目指しています。
ワークショップは2025年11月8日から16日の9日間、岡山県津山市の城東地区を主な舞台として実施されます。また、参加者は台湾、韓国、香港、日本と多国籍。さまざまな国の学生が集い、交流を深めます。特に注目なのは、ワークショップの開催期間中に併せて行われる「津山城東リノベーション展」で、これは2025年10月25日から11月9日まで開催される予定です。
地域の課題と共生の取り組み
津山市の城東地区は、重要伝統的建造物群保存地区として知られていますが、人々の少子高齢化や空き家の増加、観光資源の活用不足といった問題を抱えています。これらの課題に対し、アジア各国から集まる学生たちは、創造的なアイデアを持ち寄り、地域の持続可能な発展に寄与する方法を探ります。
フクシマガリレイは、このプロジェクトを通じて歴史ある建材の再利用や、地域資源の価値向上に寄与したいと願っています。建築を通じた社会的な課題の解決は、学生たちにとっても貴重な経験となることでしょう。
日本建築設計学会(ADAN)について
日本建築設計学会は、2009年に設立された団体で、建築設計と教育に関わる研究を支援し、次世代の設計者の育成を目指しています。結成当初から続く活動では、建築新人戦を通じて若手の育成や国際交流、知識共有の促進を行い、建築文化の発展に貢献してきました。
フクシマガリレイの取り組み
フクシマガリレイは、業務用冷凍冷蔵庫や冷凍ショーケースの製造を手がけ、食といのちを未来へと繋ぐことを使命に掲げています。特に最近では、フードロスの削減や脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進めています。また、地域との共生を通じて、社会的課題にも積極的に関与しています。
このような活動がある中で、アジア建築学生ワークショップ2025は、ただのイベントではなく、建築を通じて地域と未来をつなぐ架け橋としての位置付けが強くなっています。参加を通じて、学生たちが新たな視点を得るとともに、地域社会に貢献できる場になることが期待されます。さあ、津山市での未来を共に形作る旅に、一緒に参加しましょう!