安心と安全の収集BOX「BT-PACKER™」
近年、リチウムイオン電池の使用が広がる一方で、その火災リスクが増加しています。株式会社モリタエコノスは、この問題に対応するため、折り畳み式危険物収集BOX「BT-PACKER™」を開発しました。この革新的な製品は、2026年2月より販売開始予定で、廃棄物収集を行う自治体や民間事業者を主なターゲットとしています。
1. 近年の問題と「BT-PACKER™」の背景
スマートフォンやモバイルバッテリーなどに利用されているリチウムイオン電池は、破損や圧力によって発火する可能性があります。廃棄物収集時の火災事故は年々増加傾向にあり、関連する安全対策が求められています。このような現状を鑑み、モリタエコノスは三東運輸株式会社および菊地シート工業株式会社と協力し、実際の収集現場での安全と効率性を兼ね備えた「BT-PACKER™」の開発に向けて乗り出しました。
2. 「BT-PACKER™」の特長
(1) 高い防護性
「BT-PACKER™」は、リチウムイオン電池の熱暴走を抑制するために、4層の異なる防護素材を組み合わせています。これにより、炎や高温ガスの漏出を防ぎます。具体的には以下のような素材を使用しています:
- - 第1層: アルミ蒸着アラミド混紡材(耐火性、耐切創性)
- - 第2層: 耐火フェルト材(衝撃吸収性)
- - 第3層: 耐火FRP(耐貫通性)
- - 第4層: 防炎加工トラックシート(耐水性)
これらの構造によって、発火時の周囲への影響を最小限に抑えることができます。
(2) 折り畳み式の便利さ
この製品は折り畳み可能で、使用しない際はコンパクトに収納できます。廃棄物収集だけでなく、公共交通機関における緊急時の隔離BOXとしても活躍します。
(3) その他の機能
- - 積み重ね可能: 最大3段まで積み重ねることができます。
- - 金属不使用: 腐食しにくく、ショートを防止。
- - 安全な固定: 3か所のバックルでフタを固定し、内部での発火時でも被害を抑制します。
3. 「BT-PACKER™」の仕様
- - サイズ: 幅480×奥行280×高さ280mm(展開時)
- - 重量: 2.6kg
- - 最大積載重量: 17.4kg
- - 内容積: 30L
この製品は、内部の発火による影響を抑制することを目的としており、発火自体を防ぐ機能は持ち合わせていません。
4. 展開と今後の計画
「BT-PACKER™」の販売は2026年2月から開始予定です。廃棄物収集業界だけでなく、公共交通機関や民間施設への展開を通じて、安全で快適な社会の実現に寄与していく所存です。
この新しい収集BOXは、廃棄物処理における安心・安全な環境を提供するもので、地域社会の安全を守る重要な役割を果たします。