積水ハウスがポケットサイン社に出資し公的個人認証技術を活用した新たなDX戦略へ

積水ハウス、ポケットサイン社への出資でDX推進

積水ハウス株式会社は、積水ハウスイノベーション＆コミュニケーション株式会社と共に、ポケットサイン株式会社に出資を行いました。この出資は「積水ハウス投資事業有限責任組合」を通じて実施され、ポケットサイン社が提供する公的個人認証技術を基にした新たなデジタル体験を実現することを目指しています。

ポケットサイン社は、マイナンバーカードを活用した公的個人認証サービスを中心に、行政、企業、個人を結ぶ次世代インフラを構築しようとしています。近年、マイナンバーカードの役割は急速に拡大しており、一部のモバイル端末ではカードを持ち歩くことなく、生体認証による即時利用が可能になっています。これにより利用者の利便性は大幅に向上し、法律に基づくデジタル本人確認の仕組みも整いつつあります。これにより、金融や通信など多岐にわたる分野で、マイナンバーカードの利用が促進される見込みです。

積水ハウスは、ポケットサイン社が持つ技術との親和性を高く評価し、今回の出資を決定しました。この協業により、顧客体験の向上を目指すと共に、業務効率化や新しいサービスの創出を通じて、事業機会を最大化することが期待されています。

積水ハウスのDX戦略の一環

今回の施策は、積水ハウスが推進するDX（デジタル・トランスフォーメーション）戦略の重要な一歩です。コーポレート・ベンチャー・キャピタル・ファンドの設立により、スタートアップ企業とのオープンイノベーションを進めています。これにより単なる投資に留まらず、社会に新しい価値をもたらすことを目指しています。

「住まいと暮らし」に関連する課題解決を基軸に、企業や社会全体における課題解決を通じて、より豊かで幸福なライフスタイルの実現を図っています。ポケットサイン社の技術を活用することで、新しい顧客体験を提供し、DXを進めて行く所存です。

ポケットサインについて

ポケットサイン社のミッションは「信用の摩擦をゼロにする」ことです。これは、マイナンバーカードを活用し、安全でシームレスな接続を実現することを目指しています。また、同社は防災や生活に役立つ自治体アプリ「ポケットサイン」を展開しており、さらには企業向けの開発用プラットフォームを提供しています。これにより、企業はマイナンバーカードを手軽に活用できるようになります。