元JALパイロットが導く、安全に特化したドローン教育の新たな潮流

元JALパイロットが導くドローンの新しい安全教育

ドローン産業は近年急成長し、多くの人が国家資格を目指して流れ込んでいます。しかし、現場で本当の価値を発揮するためには、資格取得後の信頼が何よりも大切です。このような背景から誕生したのが、株式会社TRIPLE7が運営する「NAPAドローンアカデミー」です。元日本航空（JAL）の国際線パイロットである岩岡真吾が監修するこの学校では、実務で信頼される操縦者を育成することが最大の目標とされています。

安全教育の必要性

近年、ドローンの国家資格制度の導入により、さまざまな教育機関が生まれました。しかし、企業がドローン導入に慎重な理由として「事故リスク」が挙げられます。現場での事故は、機械的な故障や誤操作が原因で起こることが多く、技術的な資格を取得することだけでは解決できない問題もあります。

NAPAドローンアカデミーでは、こうしたリスクを減少させるため、「空を飛ばす責任」を強く意識した教育プログラムを提供。岩岡代表の20年以上にわたる航空業界の経験をもとにした、実践的な安全教育を実施しています。

NAPAドローンアカデミーの特徴

1. 再現性あるルール化

- 操縦前に確認すべきチェックリストを徹底し、準備を怠らない。
- 常に保守点検手順を守り、機体の状態を把握。
- 環境変化に対応するリスクアセスメントを行う。

2. 現場を想定したトレーニング

- 風や電波障害など、実務環境をシミュレートしたトレーニング。
- トラブルが起こった際には「やめる判断」や「回避の思考」を重視する。

3. “心の安全”を育む教育

- 飛行前に受講生の感情状態を確認。
- チーム内でのコミュニケーションを大切にし、協力し合える環境を育成。

このように、NAPAでは「技術者」としてのスキルだけでなく、「信頼される人」としての資質も重視しています。受講生同士がリスクや状況をシェアすることで、信頼の輪を広げています。

確かな実績と成長する教育プログラム

現在、NAPAドローンアカデミーでは、さまざまな企業が講習プログラムを採用。屋根点検や高圧洗浄、夜間の防犯監視など多岐にわたる実務で、同アカデミーのドローンパイロットたちが信頼を築いています。また、資格取得のみに頼るのではなく、現場で生き残るためのスキルを身に付けることを重視した教育を行っています。

企業と人材育成の新たなスタンダード

TRIPLE7は「資格を取得することがゴールではない」とし、実務で信頼されることがスタート地点と考えています。たゆまぬ努力で安全に飛ばせる人材を育成し、その信頼が長期間の仕事に結びつくという信念の基、教育プログラムが進化し続けています。今後も全国各地に派遣を行い、「安全運航の文化」を広める活動を続けていく所存です。