「安陽デー」の魅力
2025-08-25 16:06:41

未来へつなぐ漢字の起源を探る「河南週間・安陽デー」の魅力

「河南週間・安陽デー」の魅力



2025年の大阪・関西万博において、8月22日、華やかなイベント「河南週間・安陽デー」が中国パビリオンで開催されました。この日は、漢字文化の原点に触れる貴重な機会となり、参加者は古代の魅力を体験しました。

安陽市は、3000年を超える歴史を誇る中国文明の重要な発祥地です。殷墟から発見された甲骨文字は、漢字の起源を示す貴重な資料として知られています。本イベントは、中国国際貿易促進委員会河南省委員会と安陽市人民政府の主催によって、多くの業界関係者が集まり、漢字の持つ文化的な重みを感じる場となりました。

現地には、約100名の来場者が訪れ、政界や経済界、学術分野の関係者が一堂に会しました。中国パビリオン副館長の王超氏や河南省貿易促進会副会長の劉兵氏、安陽市文化広電体育旅游局局長の劉潔華氏が安陽の歴史や文化、そして産業の発展について熱心に紹介しました。

「安陽デー」の特別ゲストとして、埼玉県草加市の山本好志副市長や神奈川県小田原市の井上昌彦議会議長も参加し、両都市と安陽市との文化交流や未来の連携について語りました。特に書道大会など文化的な取り組みが両市の架け橋になっていることを強調しました。

さらに、イベントの目玉として、没入型舞台劇『商都魏韻・安陽との出会い』が上演されました。俳優たちは殷周時代の文化を情熱的に演じ、観客は安陽の歴史的旅を体感しました。ステージの背後には青銅器の荘厳さがあり、古都の魅力が引き出されました。

緊張感に満ちた感情が場を包み込む中、インタラクティブ企画では甲骨文字に基づいて現代漢字を推測するゲームが行われました。参加者は積極的に挑戦し、正解者には特製のミニうちわが贈られ、和気あいあいとした雰囲気が醸成されました。このように、漢字をテーマにした遊びを通じて、日中の文化交流が促進されたのです。

会場内には、豊かな文化体験プログラムも用意されました。1階では無形文化遺産の技術が実演され、甲骨文字や篆刻の技術が来場者に披露されました。2階では、青銅器のレプリカが展示され、漢字の歴史と文化について学べる貴重な機会が提供されました。

この日はさらに、安陽市文化広電体育旅游局と安陽市文物局が、日本企業との間で新たな協定を締結しました。これは、文物歴史に関する調査など、今後の多様な分野での協力に向けた第一歩です。安陽市政府は、さらなる観光客の誘致を目指しており、地域の魅力を発信していく意欲を見せました。

「河南週間・安陽デー」は、漢字の起源を深く学び、歴史を感じる絶好のチャンスです。未来に向けた国際的な文化交流の架け橋として、参加者にとって忘れられない経験となりました。今後も、このような取り組みが続くことで、日中の文化交流がより一層深まることを期待しています。


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