環境学習の新しい形
2025-11-18 10:01:10

東唐津小学校でのアップサイクル授業が子どもたちに環境意識を育む

環境意識を育てるアップサイクル授業



2024年9月24日と11月5日の2日間、佐賀県唐津市の東唐津小学校において、NPO法人唐津Farm&Foodが主催するアップサイクル授業が実施されました。この授業では、児童たちがペットボトルキャップを用いて持久走大会のメダルを製作しながら、プラスチックごみ問題や資源循環の大切さを学びました。

ペットボトルキャップから生まれるメダル



最初の日、9月24日には、ペットボトルキャップを細断した材料を使用し、プレシャスプラスチックの射出成型機を使って「3位メダル」を作成しました。児童たちは自分の好きな色を選び、チームで協力しながら製作作業を行いました。この体験は、廃プラスチックがどのように新しい価値を持つかを実感する貴重な機会となりました。

翌日の11月5日には「1位メダル」の制作に挑戦。前回の経験を活かし、児童たちは一層主体的に作業に取り組む姿が見受けられました。世界に1つだけのメダルが完成し、児童たちは笑顔を浮かべながら、その成果を手に取りました。

自分ごととしての環境問題



この授業では、以下の4つのテーマを中心に学びました:

1. プラスチックごみを環境に漏らさないこと
2. 一人ひとりが少しずつプラスチックを減らす意識を持つこと
3. 資源を大切にすること
4. 地元の「東の浜」を守ること

特に地元の海岸「東の浜」での海洋プラスチックの問題についても話し合われ、児童たちは身近な環境問題を「自分ごと」として捉えることができました。このような学びを通じて、プラスチック問題についての意識が高まることが期待されています。

Precious Plastic 唐津の取り組み



NPO法人 唐津Farm&Foodは、オランダ発のオープンソースプロジェクト「Precious Plastic」を活用した活動を行っています。唐津市内で回収されたプラスチックごみを粉砕・再成形し、さまざまなアップサイクル製品を製作しています。また、ワークショップや学校との連携を通じて、地域全体で循環型社会の実現に向けた取り組みを進めています。

団体の詳細は以下の通りです:
  • - 名称:NPO法人 唐津Farm&Food(Precious Plastic 唐津)
  • - 所在地:佐賀県唐津市東唐津3-7-22
  • - 代表者:代表理事 濱口のぞみ
  • - 活動内容:生物多様性保全、環境教育(ESD)、サーキュラーエコノミー推進
  • - 公式サイト唐津Farm&Food
  • - Instagram@preciousplastic_karatsu
  • - YoutubePrecious Plastic 唐津

このように、子どもたちが環境について考え、行動を起こすきっかけとなる取り組みが地域で進められています。未来の地球を守るために、私たち一人ひとりができることを考えていきたいものです。


画像1

画像2

画像3

画像4

関連リンク

サードペディア百科事典: アップサイクル 唐津Farm&Food プラスチック問題

トピックス(イベント)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。