大和ハウスグループの8プロジェクト、2025年度グッドデザイン賞を受賞
大和ハウスグループが、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2025年度グッドデザイン賞」において、計8プロジェクトが受賞しました。この受賞は、デザインや機能性が高く評価された結果、同グループの技術力・想像力が国内外で認められたことを示しています。受賞プロジェクトは、「中〜大規模集合住宅」、「コミュニティづくりの取り組み・活動」、「個人・公共向けの意識改革」など多岐に渡っています。
受賞プロジェクト一覧
中〜大規模集合住宅部門
1.
分譲マンション「玖越花苑(キュウエツカエン)」
会社名: 大和ハウス工業株式会社
特徴: 地域とのつながりを意識したデザイン、環境配慮型のパッシブデザインを採用。
2.
分譲マンション「プレミスト南平台」
会社名: 大和ハウス工業株式会社
特徴: 自然と調和した開放的な住空間を実現。
3.
分譲マンション「プレミスト国立ゲートレジデンス」
会社名: 大和ハウス工業株式会社
特徴: 上下階全てが自住戸となるためプライバシーを重視。中庭を設けてコミュニティ意識を促進。
4.
街づくり計画「HARUMI FLAG(ハルミ フラッグ)」
会社名: 複数の不動産会社の共同プロジェクト
特徴: 大規模な街づくりによる地域活性化。
5.
賃貸マンション「nido SHIN-OKACHIMACHI(ニド シンオカチマチ)」
会社名: 複数の設計会社の共同計画
特徴: 共用ラウンジを設けて住人と地域住民が交流できる場を創出。
コミュニティづくりの取り組み・活動部門
6.
まちの企業寮「ZiNOBA(ジノバ)」「TSUGUBA(ツグバ)」
会社名: 大和リース株式会社
特徴: 地域住民との交流を重視した企業寮。
個人・公共向けの意識改革部門
7.
新築分譲マンションにおける防災コミュニティ「otonari(オトナリ)」
会社名: 複数の企業が関与
特徴: 入居者の声を反映した防災マニュアルを作成。「共助」を促す活動。
業務用機器・設備部門
8.
ソーラーカーポート「DREAM Port(ドリーム ポート)」
会社名: 大和エネルギー株式会社
特徴: 地景観に調和するデザインながら高い機能性を発揮。
グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、1957年に設立され、日本で唯一の総合的なデザイン評価制度です。これまでに55,000件以上の受賞作品があり、「Gマーク」と呼ばれるシンボルが良いデザインの目印として広く認知されています。デザインの評価を通じて、企業や社会において様々な生活文化の向上を目指しています。
受賞プロジェクトのデザインポイント
これらのプロジェクトはいずれも、地域性や環境への配慮といった側面が強調されており、特に自然光の取り入れ方や風通しの良さを意識したパッシブデザインが数多く取り入れられています。例えば、「玖越花苑」では地域の文化に寄り添ったデザインが評価され、中国の不動産市場において新たな標準を打ち立てる可能性も秘めています。また、賃貸マンション「nido」は、地域住民との関係構築において新しいライフスタイルを提案し、地域活性化にも貢献しています。
受賞したプロジェクトは、ただの建物のデザインに止まらず、地域社会とのつながりや住人同士の絆を深める工夫が随所に見られる点が、高く評価されています。これからの日本の住宅市場におけるデザインのあり方に大きな影響を与えることでしょう。