大阪の新たなメタバース拠点「Meta Osaka World」
株式会社Meta Osakaが手掛ける新しいメタバース拠点、「Meta Osaka World」が、国内で急成長を遂げている3D空間プラットフォーム「Roblox」でオープンしました。この取り組みは、日本国内の利用者が前年比56%増を記録する中、デジタル空間での新たな価値を創出することを目的としています。
このRoblox上に構築された「Meta Osaka World」は、世界的に月間アクティブユーザー数が3億8000万人を超える人気プラットフォームであり、特定のゲーム機がなくてもスマートフォンやPCからアクセス可能です。誰もが手軽に参加できる環境が整っており、ユーザーが多様な体験を楽しめることが特徴です。
取り組みの背景
「Meta Osaka World」は、Z世代やα世代がデジタル空間での日常的な体験や交流を重視することから生まれました。このデジタルネイティブ世代に向けた新しい教育体験の提供や、企業が若年層にリーチするための戦略的な環境を整えることで、地域の魅力発信や経済活性化を目指します。
具体的な取り組み内容
1.
新しい教育体験の提供
メタバース空間を利用して、防災教育や職業体験を行います。従来の教室型学習では難しかった体験がメタバース上で実現され、子どもたちの学びをより楽しく、かつ実践的にします。
2.
企業の若年層へのアプローチ
企業は、従来の広告手法に頼らず、メタバース上で双方向のコミュニケーションを促進できます。特にZ世代をターゲットとしたプロモーション戦略が注目されます。
3.
地域活性化のための展開
大阪城をモチーフにしたデジタル空間を起点に自治体や地域企業と連携し、リアルとバーチャルを融合させた新たな形の地域発信を行います。
Meta Osaka Worldの施設概要
「Meta Osaka World」では、大阪城を模したエントランスから様々なコンテンツにアクセスできる構造が採用されています。このエントランス内には、実在する「メタバースサロン」や「SPATIAL STUDIO OSAKA」、「CICERO」といった施設が再現されており、訪れる人々にリアルとバーチャルの融合体験を提供します。
特に、子ども向けの体験型コンテンツや企業向けのビジネス展開が行われる予定です。子どもたちは移動式サーカスや縁日をテーマにした空間で、消防士体験や各種ミニゲームを通じて、遊びながら学ぶことができます。
今後の展望とデモ展示
この施設は今後も随時アップデートが行われ、新たなコンテンツやスポンサー企業の参加に応じて、拡張が計画されています。さらに、2025年1月には東京ビッグサイトで開催される「TOKYO DIGICONX」にて、「Meta Osaka World」を実際に体験できるデモ展示が行われる予定です。
「Meta Osaka World」は、誰でも無料でアクセス可能です。Robloxのリンクは以下の通りです。
Meta Osaka Worldリンク
新たなデジタル文化の発信を目指す「Meta Osaka World」。未来の教育やビジネスの場としての展開に、今後も注目が集まります。