鮭の日とサーモン
2025-10-24 15:38:50

11月11日「鮭の日」の魅力とサーモン寿司40周年を祝う

11月11日「鮭の日」を祝い、味わうサーモン寿司40周年を振り返る



毎年11月11日は日本における「鮭の日」です。サーモン寿司が誕生してから、今年でちょうど40周年。この機会に、サーモンの歴史とその魅力を探り、サーモンが我々の食卓にどのように影響を与えてきたのかを振り返ります。

食欲の秋、鮭の日の由来


食欲が満ちる秋に最もふさわしい日として定められた「鮭の日」。日本記念日協会の認定を受けたこの日、11月11日は記念日の中でも特に多様な日として知られています。この日には「ポッキー&プリッツの日」や「棒ラーメンの日」など、数字の「1」にちなんだ食品の記念日が数多く存在します。その中にあって、鮭のつくりの一部に「十一」が含まれていることから、「鮭の日」という名称が誕生しました。

サーモンの人気とその歴史


サーモンは回転寿司業界の象徴とも言える存在。マルハニチロの消費者調査によると、サーモンは14年連続で人気の座を維持し、回転寿司ランキングでも上位に食い込んでいます。1980年代にノルウェーから安価な養殖サーモンが輸入され始めたことで、日本人は初めてサーモンの生食文化を築くことができました。回転寿司の登場により、サーモンは一躍全国的な人気を誇る食材となり、今や多くの日本人に欠かせない存在となっています。

養殖の進化と地域の特色


サーモンの養殖は、ノルウェーやチリなどの寒冷地域で主に行われていますが、日本でも養殖が活発に展開されています。温暖化による海水温上昇の影響で天然の鮭が減少している中、国内の養殖サーモンは安心して生食できることから、ますます需要が増しています。三陸や九州、瀬戸内海など、日本各地で「海面養殖」が進行中です。

一方で、北海道や愛媛は「陸上養殖」のプロジェクトを通じて特産品としてのサーモンを育てています。養殖地の風土を活かしたご当地サーモンが誕生し、それぞれの特徴を生かした新たなブランドが立ち上がっています。例えば、青森県産の「海峡サーモン」や、神戸市の「神戸元気サーモン」などがその一例です。特に「神戸元気サーモン」は酒粕をエサとして使用し、その栄養価の高さが話題となっています。

ノルウェーサーモンの魅力


2025年は日本とノルウェーの外交関係樹立120周年、さらにはノルウェーサーモンが日本市場に登場してから40年という記念すべき年です。ノルウェー大使館の水産参事官であるヨハン・クアルハイム氏に話を聞くと、1980年代に日本市場が注目された理由は、日本人が生食を好む文化を持っていることだと言います。また、ノルウェーサーモンの最大の魅力は、寄生虫を心配せず生食できることや、安定して供給できる点だと強調されました。

くら寿司の取り組みと新商品の紹介


くら寿司では、回転寿司におけるサーモンの魅力をさらに広めるため、国内での「函館サーモン」や「みかんサーモン」といった新しい取り組みを進めています。函館での共同生産によるサーモンは、特に大きく成長し、うま味が強いと評判です。

また、「みかんサーモン」は愛媛県の特産品を活かしたユニークな商品で、有名な伊予柑の皮がエサに使われ、爽やかな風味を引き出しています。これらの商品は、単なるサーモンの供給に留まらず、地域の経済にも寄与しています。

家庭でも楽しむサーモンレシピ


最後に、自宅でサーモンを楽しむための簡単レシピを二つご紹介します。サーモンのタルタルとサーモンソテーの焦がしバターソースです。これらのレシピは、食卓に華やかさをもたらし、健康的で美味しい食事を提供してくれるでしょう。

「鮭の日」を祝い、これからのサーモンが持つ可能性に目を向けることができるのも、サーモンの人気を支える多くの生産者や流通業者、そして料理を楽しむ私たち消費者のおかげです。サーモンを通じて、新しい食の楽しさを見つけられますように。


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