日本香堂の『母の日参り俳壇』入選作が発表
今年で4回目を迎える日本香堂主催の『母の日参り俳壇』は、特別な思いを込めて亡き母への感謝を表現した作品が数多く寄せられました。本年度は、パンサーの向井慧さんとフルーツポンチの村上健志さんが選出した心温まる入選作品が披露され、特設ページでその詳細が発表されています。
俳句の背景と応募状況
『母の日参り俳壇』は、亡くなったお母さんとの心の綱を大切にし、感謝の気持ちを俳句で表現することを目的としています。2025年4月1日から18日までの短い応募期間の間に、昨年を大きく上回る2,108句もの応募がありました。日本中から寄せられたこれらの句は、聞く人の心に深く響くものばかりです。
入選作品の紹介
母の日の 湯船の母を そっと見てよう【作者名: 様】
村上さんはこの作品について「年齢を重ねるにつれ、母への感謝の形や、その思いの表現が変わっていく様子が感じられます。特に、湯船をそっと見るという具体的な行動には作者の深い想いが表れており、映像が広がってくるような素敵な句です。」と高く評価しています。
戒名を 三文字読めた 子と参り【作者名: 様】
向井さんは、娘が難しい戒名を読めるようになる嬉しさとともに、亡くなったおばあちゃんのことがどの程度理解できているのかという現実感を見事に表現していると語ります。
「ついでだよ」 照れて母の日 参りかな【作者名: 様】
村上さんによると、この句は大人になってからの照れくさい感情を巧みに描写しています。母親に素直に感謝できない心情が詠み込まれており、母との絆を感じる一文です。
帰省前 母からのLINE 「舞ってます」【作者名: 樹 ありす 様】
向井さんがこの作品に触れた際には、LINEの打ち間違いが愛らしさを引き立てていることに注目し、その微笑ましい情景を良く表していると絶賛しました。
その他の特別賞受賞作
また、パートナーシップ企業からも特別賞が授与されており、心あたたまる作品が多数選出されています。
- - セキサンキューッ賞 - 妻となる 君と母の日 参りかな【作者名: ルーキー 様】
- - PRAY for (ONE)賞 - 還暦を 過ぎて朝寝を 母覚ゆ【作者名: 野菊さち 様】
- - 理事長賞 - 種を蒔き 花待つ母の 皐月かな【作者名: 佳純 様】
- - 日比谷花壇賞 - お袋の いつまで続く 忍び銭【作者名: 山岡寅次郎 様】
- - JAグループ和歌山賞 - 恒例の 母の日参り 子に戻り春風【作者名: 様】
俳句が持つ力
このように、日常の中で感じる母への思いを言葉にすることで、私たちは過去の思い出を振り返り、心を込めた感謝を伝えることができます。『母の日参り俳壇』は、その名の通り「母の日」に特別な意味を持ち、それを形にする素晴らしい機会となっています。
日本香堂の取り組み
日本香堂は、多くの人々に心を伝える方法として、俳句を通じて関連企業と連携し、供養文化の普及に力を入れています。今後もこのような活動が続いていくことを願っています。ぜひ特設ページで素晴らしい作品を楽しんでください。
公式特設ページはこちら:
母の日参り俳壇特設ページ