大阪大学フォーサイトの新代表に平田智彦が就任、さらなる成長へ向けた新たなステージへ

大阪大学フォーサイト、新たな代表就任で成長促進へ

2025年10月9日、大阪大学フォーサイト株式会社の新しい代表取締役社長に平田智彦氏が就任しました。大阪大学を100%出資で設立した同社は、大学の研究成果を社会に活かすための新しいビジネスモデルを推進してきました。平田氏の就任により、より一層の発展が期待されています。

企業の成り立ちと事業モデル

大阪大学フォーサイトは、2022年8月に設立以来、大学の知を社会に実装する「Foresight Creation」メソッドを基に、多様な企業や自治体と協力して事業開発を行ってきました。これまでに新価値創造に向けた取り組みを行い、成長を続けてきた同社は、今後さらに活動を広げる方針を示しています。

「Foresight Creation」とは、観察を通じて新しい仮説を見出し、それを実行に移すための手法です。これは、研究の進め方に似たアプローチで、社会に新たな選択肢を提供するための知のデザインといえるでしょう。

平田智彦のビジョン

平田氏は、これまでデザイン会社を創立し、社会実装に関する経験を積んできました。この経験を活かし、大学の知識が円滑に社会に届く仕組みを整える意気込みです。彼は、「知が生きて回る循環」を育てるために、研究・教育・事業を横断的に活用する触媒としての役割を果たすことを宣言しました。

体制の再構築と未来への展望

2024〜2025年度は「さらなる成長へ向けた助走期間」とされ、事業体制と経営構造の見直しが進められています。この新しいフェーズでは、「創造的価値づくり」と「事業の効率化」を両立させる体制に移行するとしています。

また、松波晴人氏はファウンダー・ビジョナリーとしてブランド品質の深化を目指します。彼の役割には、社会実装の確実性を高めるため、クライアントとの関係構築が含まれています。