伊藤蘭のファイナル公演がWOWOWで独占配信！感動のライブレポート

伊藤蘭が奏でる音楽の旅

2023年1月25日、東京ガーデンシアターが感動の渦に包まれた。この日、伊藤蘭の全国ツアーのファイナル公演が行われ、約5500名のファンが集結した。昨年8月から巡られたツアーは、彼女のソロデビュー以来、精力的に活動を続けてきた足跡を踏みしめるものであった。

圧巻のオープニング

公演は、彼女の活動の集大成であるかのように、緊張感に満ちたスタートを切った。舞台が暗転すると、目を引く黒のライダースジャケットを身にまとった伊藤が登場。「ICE ON FIRE」が流れる中、彼女の力強い歌声が会場を揺るがす。続く「恋するリボルバー」では、観客がペンライトを豪快に振り、共に盛り上がりを見せた。「なみだは媚薬」では、色気を帯びたグルーヴィーなリズムが場内に響き渡り、彼女の魅力を再確認させる瞬間だ。

往年の名曲と新しい息吹

伊藤蘭は、キャンディーズ時代の名曲「アン・ドゥ・トロワ」や「やさしい悪魔」をモダンにアレンジし、観客を懐かしの世界へと誘う。曲が進むごとに展開される彼女の変幻自在なパフォーマンスは、まさにプロフェッショナルの約束だ。そして、「銀河系まで飛んで行け！」で1977年の記憶へとタイムスリップ。観客の温かい視線を感じながら、彼女は「大好きな曲」と笑顔を見せた。

多彩な音楽性

さらに、彼女は衣装替えを披露し、観客からの熱い歓声が鳴り響いた。その後の新曲「FUNK不肖の息子」や緊張感溢れる「明日はもっといい日」も印象的で、心に残るアーバンテイストの「Shibuya Sta. Drivin’ Night」では、まさに彼女の音楽の奥深さを体現する。

サポートメンバーたちの充実した演奏も印象深く、特に音楽監督佐藤準をはじめとするバンドメンバーは、彼女の歌声に寄り添い、見事なアンサンブルを織り成した。

感動的なアンコール

公演の後半は、彼女が愛するキャンディーズナンバーで構成される。燃えるようなレッドの衣装で登場し、懐かしさを感じさせる「危い土曜日」や「年下の男の子」などの名曲が続き、観客と共に思い出を共有した。そして、代名詞とも言える「哀愁のシンフォニー」では客席から紙テープが投げ込まれ、華やかな景色を創り出した。

血縁の絆

注目のサプライズは、彼女の娘で女優の趣里が登場することだ。趣里が歌う「買い物ブギー」に、観客は沸き立つ。その後、母娘でのデュエット「春になったら」では、手を繋いでのパフォーマンスが印象的だった。観客の心は、母と娘の絆を感じながら、共に感動に浸る。

未来への希望

伊藤蘭の「Over the Moon」は、初エッセイ同名のスペシャルな意味を持つ。この公演を通じて、彼女の姿勢やメッセージが多くの人々に伝わり、心の中に深く刻まれたことは間違いない。昭和から令和へ、彼女が築いてきた音楽の旅の終わりは、新たな未来への出発点となったように感じさせる。

この素晴らしい公演は、WOWOWにて4月13日午後7時30分より独占放送される予定だ。伊藤蘭の音楽を愛する者として、この感動を多くの人に届けたい。彼女の新たな旅に目が離せない。