大阪ガスのNEXT21、504住戸の改修が完了
大阪市に建設された実験集合住宅「NEXT21」が近未来の住まいの形を追求する中、504住戸の改修がついに完了しました。このプロジェクトは、環境、エネルギー、暮らしの新しい提案を行うことを目指しており、改修後は2026年7月からDaigasグループの社員とその家族が居住を開始し、持続可能なライフスタイルが実験されます。
「NEXT21」は1993年に大阪ガスによって建設され、以来、5~6年ごとにテーマを持った実証実験を行ってきました。この間に200以上のプロジェクトが実施され、エネルギー効率の改善や環境共生の提案がなされてきました。2024年度には「グッドデザイン賞」を受賞する予定で、時代ごとのニーズに合わせたデザインの変化が高く評価されています。
改修テーマ「和の居住文化の継承・発展」
今回の改修では、日本の伝統的な住まいの良さを活かし、現代的な視点から再構築することを目指しました。主な取り組みは以下の通りです:
1. 四季を感じる住まいと暮らし
和の要素を取り入れた住空間が設計され、季節ごとの変化を楽しむことができるようになりました。大空間を確保しながらも、シーンに応じた建具の配置変更が可能となっています。この実験では、季節や来客に対する対応力や、家具の配置、緑との調和が検証されます。
2. 自然の力を活かす「パッシブデザイン」
太陽光や風を利用した設計が施されており、快適性と省エネを両立させているのが特徴です。環境シミュレーションを用いて自然のエネルギーを取り入れた空間が実現され、居住者の快適さがどう変化するかを検証します。
3. 資源を循環させる「サーキュラーデザイン」
改修には、従来の住戸からの回収部材や近隣の廃材を利用し、約8トンのCO2排出を削減することに成功しました。この取り組みは、資源の回収と再利用によって環境負荷を低減することを目的としています。
竣工報告会と特別見学会の開催案内
改修完了を祝して、以下の日程で報告会と特別見学会が実施されます:
- 大阪:2026年2月27日
- 東京:2026年3月5日
- 2026年3月9日~6月26日
参加申し込みや詳細は公式サイトから確認できます。
今回の改修を経て、「NEXT21」は持続可能な未来に向けた新しい居住文化を探索する場として、さらなる研究と提案を続けていきます。大阪ガスの「NEXT21」を通じて、我々の生活様式がこれからどう変わるのか、大いに期待が寄せられます。