パナソニックとリトマス、製造業向けIoTソリューションでの連携開始

新たな製造業向けIoTソリューションの誕生

パナソニックソリューションテクノロジーが、リトマス・オートメーション・ジャパンとの販売パートナー契約を締結しました。この提携により、製造業向けにスケーラブルなIoTソリューションの提供がスタートします。パナソニックのシステム統合の専門知識と、リトマスが提供するエッジデータプラットフォーム「Litmus Edge」が融合され、製造現場の近代化と効率化を目指します。

パートナー契約の背景

近年、日本の製造業は労働力不足や老朽化設備の近代化、持続可能な生産への取り組みに直面しています。パナソニックソリューションテクノロジーは、これらの課題を解決するため、リトマスとの提携を決定しました。このパートナーシップにより、リアルタイムなデータの収集、分析、そして活用が促進され、工場内の状況を可視化し、より迅速な意思決定を可能にします。

リトマス社のコメント

Litmus AutomationのCOOであり共同創業者のJohn Younesは、「パナソニックソリューションテクノロジーとのコラボレーションは、日本の製造業のモダナイゼーションにおいて重要です。私たちのエッジデータプラットフォームとパナソニックのシステムインテグレーションのスペシャリストが協力することで、より迅速でスマートなオペレーションが実現できます」と述べています。

Litmusについて

リトマスは、カリフォルニア州サンタクララに本社を構える企業で、製造業向けのエッジデータプラットフォーム「Litmus Edge」を提供しています。このプラットフォームは、工場の機器やシステムからリアルタイムでデータを収集・処理し、製造現場の可視化と意思決定の高度化を支援します。

「Litmus Edge」では250以上の産業プロトコル（OPC UA, Modbus, Ethernet/IPなど）に対応しており、既存の設備から最新機器まで、幅広く接続が可能です。データはエッジで標準化され、クラウドやMES、AI分析基盤と統合されます。これにより、予防保守や品質改善、OEE（総合設備効率）の向上など、製造業における多様なユースケースに適応します。

パナソニックのデータ活用とAIソリューション

一方、パナソニックソリューションテクノロジーは、ICTとAI、現場の知見を融合させたフルスタックソリューションを提供し、製造業のデジタルトランスフォーメーション（DX）をサポートしています。「Litmus Edge」の導入により、製造現場でのデータ収集がリアルタイムで行われ、クラウドやAIとの柔軟な連携が可能となります。

主な特徴として、250以上の産業プロトコル対応、エッジでのリアルタイムデータ処理、クラウドとのシームレスな連携が挙げられます。また、セキュリティやバイリンガルサポートも充実しており、さまざまなニーズに応えられる仕組みを整えています。