万博で真空断熱技術
2025-04-08 13:37:31

タイガー魔法瓶、2025年万博で真空断熱テクノロジーを実証へ

タイガー魔法瓶、万博で真空断熱技術を実証



大阪を拠点とするタイガー魔法瓶株式会社は、2025年に開催される大阪・関西万博にて、新開発の「ステンレス密封真空断熱パネル」(以下、TIVIP)を用いた保冷輸送の実証実験を行うことを発表しました。これは、熱制御技術の最前線を行く同社が、日本通運や岐阜プラスチック工業と協力し、万博会場内外での保冷輸送に貢献する取り組みの一環です。

TIVIPの特長


ステンレスを使用したこの高性能断熱材は、その内部を真空状態にすることにより、熱伝導を大幅に低減します。これまでの技術を進化させたこのパネルは、従来の非ステンレスの断熱材では実現できなかった不燃性と高い断熱性能を兼ね備えており、長期間の使用を可能にしています。特に環境面でも、電気エネルギーの使用を抑えながらCO2の削減にも貢献することが期待されています。

万博での実証実験


新たに導入される輸送器材は、真空断熱リーファーコンテナ、プロテクトBOX、ロールBOXの3種類です。これらは、万博の各パビリオンや飲食店への保冷貨物の輸送に利用されます。具体的には、屋外の保管用に設置されたリーファーコンテナで省エネ効果を比較したり、プロテクトBOXを用いて保冷貨物を輸送する実験が行われる予定です。これにより、実際の使用状況を通じてその効果を検証することになります。

未来への挑戦


2023年に創立100周年を迎える同社は、その真空断熱技術を宇宙分野にも応用するなど、新たな挑戦を続けています。テクノロジーの進化だけでなく、環境にやさしい持続可能な資材としての側面でも、タイガー魔法瓶は世界のカーボンニュートラルに貢献していくことを目指しています。

万博関連イベントの展示


万博の開催期間中、特に注目すべきは「フューチャーライフエクスペリエンス」として、そのステンレス密封真空断熱パネルの技術を展示する予定です。2025年10月7日から13日までの期間中、万博会場内の西エントランス広場側で、その最先端技術を見ることができます。展示には入場券が必要ですが、この機会にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

環境問題への取り組み


タイガー魔法瓶は、使用済みのステンレスボトルを回収し再資源化する活動にも取り組んでおり、環境への配慮をもった企業としての姿勢を示しています。また、岐阜プラスチック工業との連携により、軽量で高強度な断熱ユニットパネルが完成。これにより、従来の方法よりも大幅に電力消費を削減し、未使用のリソースを回避しつつ高性能な保冷輸送を実現しています。

まとめ


今後の万博に向けて、タイガー魔法瓶が提供する保冷輸送のダイナミズムと、その背景にある持続可能な技術の進化は、多くの人々に影響を与えることでしょう。彼らの挑戦が、未来のロジスティクスや技術革新の鍵となることを期待しています。


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