鉄建建設関越支店の「ビルダーズポイント」導入
鉄建建設株式会社関越支店が、建設技能者向けのポイントサービス「ビルダーズポイント」を全現場に展開すると発表しました。この取り組みは、建設キャリアアップシステム(CCUS)のタッチ率を向上させるとともに、技能者のモチベーション向上を目的としています。
導入の背景と目的
日本の建設業界が直面している大きな課題の一つに、労働力の確保と定着があります。鉄建建設は「中期経営計画2028」に基づき、優秀な人材の育成や確保に力を入れています。そのためには、技能者が安心して働ける環境を整える必要があります。この背景がある中で、CCUSの活用促進とポイント制度の導入が決定されました。
関越支店では、現場規模に関わらず実施できる施策として、ポイント制度の試行導入を開始しました。この制度により、技能者が日々の業務において受け取ったポイントによって感謝や評価が「見える形」で示されます。
ポイント制度の導入効果
試行段階では、ポイント付与が技能者のCCUSへの意識を高め、タッチ率が向上しました。さらに、ポイントの付与を通じて、「Buildee」という施工管理サービスへの情報登録や更新も活発化しました。これにより、施工体系や安全管理に関する情報を最新の状態に保つことが可能になり、現場運営の効率も改善されたと報告されています。
技能者からの反応も好意的で、ポイント制度を通じて得られた情報が多くの現場で共有されています。このような成功事例を背景に、鉄建建設は2026年4月から全現場への「ビルダーズポイント」の展開を決定しました。
今後の取り組み
鉄建建設関越支店のDX推進グループリーダーである平林氏によれば、今後はさらに安全活動との連携を強化することが計画されています。たとえば、ヒヤリハット報告や危険予知トレーニング(KYT)への参加に対するポイント付与などが検討されています。
また、ビジネスインテリジェンス(BI)ツールを活用して、CCUSのタッチ率や登録率の推移を定期的に確認し、データに基づいた改善施策を導入していく方針です。
「ビルダーズポイント」の仕組み
「ビルダーズポイント」とは、元請会社が技能者にポイントを付与して感謝や評価を示すシステムです。ここでは、ポイントを管理・授受するための専用アプリが用意され、技能者は受け取ったポイントをさまざまな提携サービスで使用することができます。ポイントの使い道としては、PayPayマネーライトやAmazonギフトカードなどが選べます。
まとめ
鉄建建設関越支店が「ビルダーズポイント」を全現場に展開することで、技能者のモチベーションを高め、CCUSのタッチ率向上を促進する新たな試みが進行中です。このポイント制度を通じて、建設業界全体の活性化が期待されます。リバスタの取り組みとも連携し、より良い環境づくりを目指していくことでしょう。