ファミリーマートがクマ対策ガイドラインを発表
株式会社ファミリーマートは、ここ最近全国的に増加しているクマの出没に対する対策を強化するためのガイドラインを策定しました。これにより、お客さま及び店舗従業員の安全を確保することを最優先にした取り組みを行っています。特に、店舗運営に関連した詳細な行動が明示されており、事前準備、対応策の整備が重視されています。
ガイドラインの主要ポイント
1. 事前準備の徹底
安全な店舗環境を確保するためには、通常の維持管理が欠かせません。以下のような具体的な準備が推奨されています。
- - 店頭のクリンネス維持:ゴミ箱や駐車場に食べかすや飲料の液垂れがない状態を維持し、廃棄商品の事務所内保管や店頭のゴミ箱撤去が推奨されています。これにより、クマを引き寄せる要因を減少させることができます。
- - 緊急連絡先の確認と周知:自治体や警察の獣専門課の連絡先を事前に確認し、店舗内でスタッフと共有することが求められます。
- - 情報収集:自治体が発信する出没情報は、防災アプリやウェブサイトで定期的に確認し、最新の情報を把握しておくことが重要です。
- - クマ撃退スプレーの配布:北海道や東北地域の一部店舗において、クマの出没頻度が高いことを踏まえ、クマ撃退スプレーを先行配布する取り組みも行われます。これにより、万一の事態にも迅速に対応できる体制が整えられます。
2. 近隣で出没情報を入手した場合
もし近隣でクマの出没情報が確認された場合、直ちに以下の行動を取ります。
- - 屋外作業の中止:駐車場の対応や店舗周りの清掃作業を即座に中止します。
- - お客さまの避難誘導:外にいるお客様には店舗内や車内に避難するように促します。
- - 自動ドアの電源停止と施錠:安全が確保されるまで、自動ドアの電源を切り、必要に応じて施錠します。
3. 直接目視できる距離で出没した場合
最も危険なクマの出没状況が確認された場合、次の手順を迅速に講じます。
- - お客さま、店舗従業員の避難:外にいる人々には、大声を出さずに安全な場所へ避難を促します。
- - 自動ドアの電源停止と施錠:自動ドアをすぐに電源オフし、施錠して安全を確保します。
- - 警察への通報:速やかに警察に通報し、必要な対応を求めます。
4. 営業の再開について
店舗の営業を再開する際には、警察や自治体からの安全確認が取れた後に行います。クマが立ち去り、周囲の状況が安全であることが確認できてから通常営業に戻ります。
まとめ
ファミリーマートは、このガイドラインに基づいてお客様や店舗スタッフの安全を最優先に考え、安心して店舗を利用・運営できる環境作りに努めます。これにより、しっかりとした対策を講じることで地域の安全も守られることを目指しています。店舗利用時のアナウンスや、デジタルサイネージを通じた情報提供も強化していく予定です。皆さんも最新情報をしっかり確認し、安全な店舗利用を心掛けましょう。