パラスポーツ体験
2025-10-26 18:36:30

岡山大学附属小学校で行われたパラスポーツ体験授業の模様をお届け

岡山大学附属小学校でのパラスポーツ出前授業



2025年10月17日、岡山大学附属小学校にて特別な授業が行われました。この日は、車いすバスケットボールのパラアスリート、根木慎志氏を迎え、児童たちが実際に競技を体験する貴重な機会が提供されました。この出前授業では、24時間テレビチャリティー委員会から寄贈されたパラスポーツ体験キットを使い、パラスポーツを通じて多様性と理解を深めることを目的としています。

根木慎志氏との出会い



根木氏は岡山市出身の元パラリンピック選手であり、高校時代に脊椎を損傷し車いす生活を送っています。それでも、車いすバスケットボールを通じて「出会った人と友達になる」ことをテーマに活動を続けており、多くの人に勇気と希望を与えています。この日、彼が実演で披露したスリーポイントシュートは、児童たちを驚かせ、歓声を引き起こしました。

力強い体験



授業では、まず根木氏から車いすバスケットボールの基本を学び、続いて児童たち自身が車いすに乗り込みました。5対5の試合形式で体験した彼らは、慣れない競技用車いすの操作に最初は戸惑いを見せましたが、根木氏の的確なアドバイスに励まされるうちに次第にコツをつかんでいきました。「車いすはしっかり腕を回して漕ぐんだよ」との言葉に、児童たちも挑戦する気持ちを高めていました。

試合中には、ドリブルの代わりにボールを膝の上に乗せて車いすを漕ぐ姿や、スピードを活かしたターン、力強いシュートが繰り広げられ、体育館は盛り上がりを見せました。思わぬ苦労に直面しながらも、「まっすぐ進むのも大変!」や「プロ選手は本当にすごい!」と笑顔で話す児童たちの姿が印象的でした。また、チームメイトが車いす同士でぶつかり合いながらも懸命にボールを追いかける姿には、自然と周囲からも応援の声が集まり、場全体が一体感に包まれました。

新たな気づきと学び



この授業を通して、児童たちは車いすバスケットボールが持つ楽しさや迫力に触れるだけでなく、障がいに関係なくすべての人が楽しめるスポーツの可能性を実感したようです。また、「チャレンジする気持ち」や「仲間を思いやる心」の重要性も深く感じ取った様子でした。このような存在価値を認識することが、共生社会を築くための第一歩になるのでしょう。

今後も岡山大学とその附属学校の取り組みに注目したいと思います。このように、地域の子どもたちに新たな体験を提供する岡山大学の活動は、持続可能な社会を築く重要な一環として期待されています。


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