万博で海洋プラ対策
2025-09-30 13:09:33

2025大阪・関西万博での大谷大学教授による海洋プラスチック問題講演

2025大阪・関西万博での海洋プラスチック問題への取り組み



2025年9月16日、最新の大阪・関西万博「BLUE OCEAN DOME」で『BLUE Challenge 2025』が開催され、当日は大谷大学の鈴木寿志教授が登壇しました。鈴木教授は、海洋プラスチック汚染をテーマに、同じく登壇した企業や政策担当者と連携し、効果的な環境保全についての知見を広めました。これにより、多くの学生や一般の来場者が環境問題に関心を持つきっかけを提供したのです。

講演の目的と意味



鈴木教授は、万博という大規模なイベントの意義について、「海を守るための活動を広く知ってもらい、学生たちが積極的に関わる機会として活用できた」と振り返りました。さらに、来場者には自発的な環境保全活動に参加してもらうよう呼びかけ、日常生活の中でも小さな一歩として、ゴミを拾うことの重要性を訴えました。

このような意識の変化を促進することが、海洋プラスチック問題解決の第一歩になると考えられています。

大谷大学の活動について



大谷大学社会学部コミュニティデザイン学科では、2019年から京丹後市にて継続的な海浜漂着プラスチックの清掃活動を行っています。この取り組みを通じて、学生たちは地元の人々と協力しながら、環境への影響を実感し、科学的なデータを基に問題解決へ向けた活動を展開しています。

特に、回収したプラスチックが最終的に山間部の処分場へ持ち去られていることを受けて、「海をきれいにする結果が、山を汚してしまうのではないか」という新たな問題認識が生まれました。これに対応するため、学生たちは漂着ごみに関する基礎調査に挑み、マイクロプラスチックの存在、影響を調査する活動も進めています。

地域連携の重要性



地域の人々と一緒に取り組むことにより、世代を超えた協力や地域社会の課題認識を高めることができます。京丹後市の「夢まちづくり大学」や、一般社団法人「京都知恵産業創造の森」などの協力を得たフィールドワークにおいて、多様な協力者と共に活動を進め、地域の中での環境問題を身近なものとして捉え直すことを目指しています。

技術開発への挑戦



さらには、鈴木教授の指導のもと、学生たちは独自の技術開発にも取り組んでいます。海岸のマイクロプラスチックを効率的に回収するため、特製の「浮遊型除去装置」や「ふるい型除去装置」を開発しました。海外での研究成果もヒントに、マイクロプラスチックを集中的に捕捉する装置の設計にも力を入れています。

この一環として、アナゴ漁などに使われるプラスチックのアップサイクルモデルも模索しており、単なる廃棄物として扱うのではなく、資源として循環させる方法を実践しています。

まとめ



このように、大谷大学の取り組みを通じて、海洋プラスチック問題への関心を喚起するだけでなく、地域と連携し、学生自らが解決策を考えていく姿勢が期待されます。万博という場が新たな差し引きを生む中、持続可能な社会へ向けた活動の重要性が増しています。環境問題解決に向けたこれらの取り組みが、地域全体に波及することを期待しています。


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