オフィスの音環境を向上させる「音マップPro」
近年、私たちの働く環境の在り方は大きく変わっています。リモートワークやテレワークの普及により、多様なワークスタイルが一般的になり、それに伴いオフィスの快適性や生産性がより重要視されるようとなりました。そんな中でDAIKEN株式会社が新たに開発したのが、オフィスの音環境を整えるためのサービス「音マップPro」です。
新たなサービス「音マップPro」の特徴
このサービスは、オフィスの改装や新築、移転の際に快適な執務空間や会議室をそのプロセスの中で実現するために設計されています。「音マップPro」では、以下の3つのプランを駆使してお客様ごとの音の課題を解決します。
1.
音環境測定:現状の音の課題を把握します。
2.
吸音材レンタル:現オフィスでの改善効果を体感します。
3.
音響シミュレーション:新しいオフィスの音環境を可視化し、実際の音を聴いて確認可能です。
特に注目すべきはその「音響シミュレーション」です。このプランでは、3Dモデルを使用して室内の音環境をシミュレーションする仕組みが取り入れられており、実際にどのように音が分布するかをカラーマップで表示することができます。このように、「音環境を見える化」することによって、設計段階で新しいオフィスの音環境を具体的にイメージすることができるのです。
なぜ音環境が重要なのか
音は目に見えないため、個人の感覚によって異なるため、関係者間で音環境に関する合意を得るのが難しいという課題がありました。これは、新しいオフィスを設計する際に意匠性だけが重視され、結果的に会議室の外へ話し声が漏れやすくなったり、音が反響し会話が聞き取りにくくなるなど、問題を引き起こす要因となっています。「音マップPro」の導入によって、こうした音に関連する問題を未然に防ぐことが可能になります。
「音ラボ」の役割
DAIKENでは、音環境を向上させるために、音響専門の実験棟「音環境ラボラトリー」、通称「音ラボ」を開設しました。このラボでは、測定技術やシミュレーション技術の向上に取り組んでおり、「音マップPro」のサービスもその研究成果を基に提供されています。音ラボを活用することで、より精度の高い音環境測定や設計が可能となり、快適な職場環境の普及に貢献していく計画です。
未来のオフィス空間をデザインする
DAIKENは、公共・商業建築市場を視野に入れながら、次期長期ビジョン「TryAngle2035」を策定し、より快適な職場環境を実現するための提案を行っています。「音マップPro」の導入を通じて、快適性向上に向けた取り組みを続けており、オフィスの音の問題を解決するための有効な手段となると期待されています。
今後、DAIKENの「音マップPro」は、より多くの企業に導入され、快適な音環境の実現に貢献することでしょう。さらに、音の質が人々の生産性や快適性に与える影響についても、再考を促す機会となるに違いありません。
お問い合わせ先
「音マップPro」に関しての詳細や導入のご相談は、DAIKEN株式会社の開発営業部営業課までお電話ください。03-6271-7717。
音環境に興味がある方は、ぜひこの機会に「音マップPro」をご検討ください!