ニッタ株式会社が航空宇宙業界へ進出
大阪に本社を構えるニッタ株式会社は、最近、CNT複合化技術Namd™を駆使したCFRP製品について、航空宇宙品質マネジメントシステムにおける国際規格「AS9100」を取得しました。この認証は、航空宇宙分野における高い品質基準をクリアしていることを示す重要なもので、ニッタの技術力に対する信頼をさらに高めるものです。
AS9100認証とは?
AS9100は、ISO 9001の基盤に、航空宇宙産業に特有の要求事項を追加した国際的な品質マネジメント規格です。これにより、製品の機能、性能、安全性を確保するための厳しい基準が求められます。ニッタ提供のCFRP製品がこの基準を満たすことにより、航空宇宙産業向けの信頼性と品質が保証されることになります。
Namd™技術の特長
Namd™は、カーボンナノチューブ(CNT)を炭素繊維の表面に均等に複合化する革新的な技術です。これにより、従来のCFRPでは実現が難しかった「軽量・高強度・高信頼性」という特性を同時に実現します。特に、Namd™は疲労耐久性に優れており、航空宇宙分野の厳しい品質要求に十分応えられると期待されています。
今後の展開
今回のAS9100認証取得を受け、ニッタはNamd™技術を用いたCFRP製品の航空宇宙分野への本格的な展開を加速させる計画です。さらに、今後の技術革新と高品質な製品提供を通じて、持続可能な社会の実現に向けて貢献していく考えです。これにより、航空産業におけるニッタの地位が一段と確立されることが期待されています。
まとめ
ニッタ株式会社のCNT複合化技術Namd™がAS9100認証を取得したことは、航空宇宙分野における新たな扉を開く大きな一歩です。もともと多様な産業分野で活用されていたこの技術が、今や航空宇宙業界でもその価値を発揮することになるでしょう。ニッタの今後の成長と技術革新にぜひご注目ください!