浪曲名人会開催
2025-01-18 16:03:21

浪曲名人会が国立文楽劇場で魅せる、日本の音楽文化の深淵

浪曲名人会が国立文楽劇場で魅せる、日本の音楽文化の深淵



国立文楽劇場で行われる『浪曲名人会』は、1985年から続く伝統ある公演です。関西の浪曲界で活躍する名人たちが一堂に会し、その技を競い合います。2025年2月22日、国立文楽劇場は特別な日を迎えます。この日は、浪曲界初の人間国宝である京山幸枝若さんの登場を含む豪華なラインアップが予定されています。

演目と演者の紹介



春野恵子



幕開きの演者、春野恵子は、伝統的な浪曲を現代風にアレンジしたコラボレーションで知られています。彼女は、江戸時代の赤穂事件を題材にした『大高源吾笹売りの條』を披露します。この物語では、討ち入りを控えた大高源吾が雪の中で出会うシーンが描かれ、浪曲の魅力を感じさせます。

真山一郎



次に登場するのは真山一郎。彼はオーケストラと共に世相を反映させたドラマチックな浪曲を語ります。戯曲『瞼の母』を基にした『番場の忠太郎』では、母を探し求める渡世人の心情が熱く描かれ、観客の心を掴みます。

天中軒雲月



名古屋の人気浪曲師、天中軒雲月は、浪曲界の未来を担う重要な存在です。彼が演じる『男一匹天野屋利兵衛』は、大坂商人の矜持を描いた感動的な物語です。拷問に耐え義を貫く姿が心に残ることでしょう。

三原佐知子



女流浪曲の第一人者、三原佐知子も登場します。出自を超えた母子の絆を歌い上げる『異国の母』は、観客の心に深く響く作品です。親を失った少年を育てる金小母さんの物語は、感動的で、多くの人に共感を呼ぶことでしょう。

京山幸枝若



トリを務める京山幸枝若は、「わかりやすく」「面白く」をテーマに、浪曲の新しい魅力を引き出す試みをしています。彼の代表作である『尾張大八』では、浪曲特有のケレン味を存分に楽しむことができます。

公演詳細



浪曲名人会は、2025年2月22日の午後1時から始まり、約3時間の公演が予定されています。熟練した浪曲師たちの技を直接体験できる貴重な機会です。チケットは、2025年1月18日から電話またはインターネットでの予約が可能です。

日本の重要無形文化財に指定された浪曲の魅力を存分に楽しむため、ぜひ国立文楽劇場へ足を運んでみてください。この特別な公演は、浪曲の伝統と未来をつなぐ貴重な機会となることでしょう。


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