奈良ホテルが2026年秋に新たに「西館」として生まれ変わります。このリニューアルは、1984年に増築された新館に焦点を当て、様々な新しい魅力を加えるものです。創業以来、奈良の地で宿泊施設として確固たる地位を築いてきた奈良ホテルは、来るべき未来へ向けての重要なステップを踏み出しています。
特設ページが公開されたのは、奈良ホテルの創業記念日にあたる2025年10月17日。このサイトではリニューアルの全貌やコンセプトについて紹介されています。例えば、新館は「清澄悠然(せいちょうゆうぜん)」というテーマを掲げており、奈良の美しい自然環境との調和を大切にしています。
全客室は中庭を望む形でデザインされ、奈良の文化が息づいています。客室は、歴史的な美しさと現代的な快適さを兼ね備え、その居心地良さは非日常的な体験を提供します。特設ページでは、完成イメージのパースも公開されており、未来の宿泊体験を想像するには十分です。
さらに、新たにオープンする鉄板焼レストラン「花菊」も注目です。奈良町を望む素晴らしいロケーションに位置し、地元の食材を使用した多様な料理を提供します。古典的な和の技術とフレンチの技法を融合させた鉄板焼スタイルは、食事の時間を特別なものにしてくれることでしょう。 
宴会場はさらに変化し、奈良の歴史的背景を取り入れた正倉院文様をモチーフにしたデザインが施されます。この新しい宴会場は、企業のイベントから結婚式、披露宴まで多様な使い方が可能です。シックで落ち着いた雰囲気を持つこの空間は、さまざまな祝宴にふさわしいものとなるでしょう。
奈良ホテルのリニューアルは、ただの設備の変更にとどまらず、ホテル全体の価値を高めるための取り組みでもあります。スローガン「“Register”―今を記録し、未来へ―」のもと、過去の歴史や文化を尊重しつつ、未来に向けた新しい挑戦を続けていきます。全館休館前およびリニューアル後には様々なプロモーションも予定されています。
リニューアルオープンに向けた準備期間として、宿帳の修復なども行われ、この宿帳は奈良ホテルの変遷を示す象徴的な存在です。また、噴き上がる菊のつぼみをイメージしたロゴのデザインも、開花を待つ期待感を表しています。
さて、全館休館は2026年1月4日から5月下旬までの予定ですが、本館は6月上旬から営業を再開し、一部の施設も利用可能となります。このリニューアルが奈良ホテルの新たな魅力を作り出し、地域に愛されるホテルであり続けることを期待しています。今後、奈良ホテルの新しい形を体験しに訪れるのを楽しみにしましょう。
 
 
 
 
 
 
 
