障がい者支援がスポーツに新たな原動力!
株式会社いとぐちが関西福祉科学大学バスケットボール部とスポンサー契約を結びました。これは単なる経済的支援を超え、学生たちが抱える課題を解決し、彼らの成長を促進するための画期的な取り組みです。
スポンサー契約の背景
大阪市に本社を置く障がい者に特化した訪問介護を行う「いとぐち社」。実は、バスケットボール部に支援を申し出たのは、両者が抱える共通の課題からでした。関西福祉科学大学バスケットボール部は、メンバーの多くが学費を自ら工面している現状で、頻繁な遠征や大会参加が困難な状況にありました。
特に、部員の中には一人暮らしをしている学生や、経済的な理由で部費の支払いが難しい学生も多く見受けられます。そんな中、いとぐち社の出資により、部活動の経済的基盤が強化され、さらなる成長の機会が広がりました。
具体的な支援内容
いとぐち社からの支援が行われた結果、部活動に必要なボールや消耗品の購入が可能になり、メンバーの士気も向上しました。これにより、2024年の関西リーグ3部昇格を目指しています。スポーツと介護、全く異なる分野の組み合わせが、双方に新たな視点をもたらしています。
リアル交流会の開催
2025年6月11日、関西福祉科学大学で行われた初のリアル交流会では、部活生といとぐち社の担当者が直接顔を合わせ、自分たちの経験や意見を交換しました。参加者は部員19名に対し、企業からは2名のみでしたが、意義深いやり取りがなされました。
この交流会では、いとぐち社の三浦取締役が講師となり、スポーツにおけるモチベーションやチームワークについての講座を実施しました。学生たちにとっては、実際の企業担当者と直接コミュニケーションが取れる貴重な機会となりました。
スポーツと介護の新たな出会い
「SPONSORS BOOST」というプラットフォームを通じて、部活動へのスポンサーシップを実現したいとぐち社。このプラットフォームの特徴は、小口の資金提供が可能な点で、わずか3万円から支援を開始できることです。さらに企業が大学の部活動にお金を出すことで、学生は早期からキャリア形成を行うことができます。いとぐち社は、この関係を通じて新卒採用を加速させようと心掛けています。
企業の視点
企業側にとっても、部活生との接点を持つことで、質の高い人材を早期に発見することが期待できます。運動に取り組む学生は一般的に、自己管理能力やチームワーク力が高いとされ、そのような学生を早期から理解し接触できるメリットが生じています。また、部活の支援を通じて地域貢献も果たしながら、周囲の信頼を得られる企業イメージの向上を狙っています。
まとめ
障がい者に特化した訪問介護を行ういとぐち社と関西福祉科学大学バスケットボール部のスポンサー契約は、ただの経済的支援にとどまらず、双方向の成長を促進する重要な取り組みです。今後もこのような出会いから、福祉とスポーツの新たな可能性が広がることを期待しています。