フクシマガリレイの新たな挑戦
日本の冷凍機器業界をリードするフクシマガリレイ株式会社が、斬新なモデルのフリーザーを発表しました。環境負荷の低い「ノンフロン冷媒」を採用した検食用フリーザーEKF-014FX2は、地球温暖化対策の一環として注目を集めています。
ノンフロン冷媒の採用
この製品は、ガリレイグループの「Dramatic Future 2050」というサステナブルビジョンの下、フロン代替冷媒であるR1234yfを利用しています。従来の冷媒R404AのGWP(地球温暖化係数)が3920であったのに対し、R1234yfはGWPがわずか1と、環境への影響が格段に減少。フロン排出抑制法の適用外となるため、管理の負担も軽減されます。
安全性の向上
新モデルには、漏電遮断器が標準装備されており、安全性も大幅に向上しました。これにより、使用時の安全性を確保し、安心して業務に利用できるようになっています。
使い勝手を重視した設計
EKF-014FX2は、7個または14個のバスケットが使用可能で、検食サンプルを効率よく保存できます。さらに、4輪の自在キャスターが付いているため、搬入や移設が容易です。また、ドアセンサーも標準装備されており、閉め忘れを防止する機能にも配慮がなされています。これらの機能は、使用者の利便性を追求した結果です。
製品の仕様
この新しいフリーザーは、幅500mmのバスケット7個収納タイプと、幅820mmのバスケット14個収納タイプの2種類が用意されています。製品の標準価格は702,000円(税抜き)、外形寸法はW820×D777×H1,795mm、定格内容積が548L、庫内温度は-30℃から-20℃と、幅広い用途に対応する仕様です。 エネルギー効率と使用環境への配慮が両立したこの製品は、ホテル、給食センター、病院、福祉施設、学校、保育所など、幅広いユーザーに向けて適しています。
発売日と販売目標
EKF-014FX2は、2025年5月15日からの販売を予定しており、年間500台の販売を目指しています。この新製品は、フクシマガリレイの環境への配慮と、業務用冷凍機器の進化を象徴するものです。
企業情報
フクシマガリレイ株式会社は、業務用冷凍冷蔵システムの製造・販売を行っており、サステナブルな企業活動を推進しています。所在地は大阪市西淀川区ですが、その活動は全国に広がっています。詳細は公式サイトをご覧ください。
フクシマガリレイ株式会社公式サイト