クックビズ、北海道函館市のマルヒロ太田食品を傘下に

クックビズが函館市のマルヒロ太田食品を子会社化

飲食業界に特化した人材サービスを展開するクックビズ株式会社（本社：大阪市北区）は、北海道函館市に本拠をおく有限会社マルヒロ太田食品の株式を取得することを決定しました。これにより、マルヒロ太田食品はクックビズの連結子会社となり、今後のフードバリューチェーン全体における事業の成長が期待されています。

クックビズの戦略

クックビズは「食」は「人」と位置付け、食産業の発展を目指した事業を会社の基盤としています。この度の株式取得は、同社が掲げる「Empower the Food People」という理念に基づき、食業界の多角的な展開を図るものです。具体的には、フードバリューチェーンの各領域への投資を進め、持続可能なビジネスを構築していく方針です。

マルヒロ太田食品の魅力とは

有限会社マルヒロ太田食品は、1992年に設立され、北海道産の男爵イモを使ったコロッケや惣菜の製造・販売を行っています。特に「まるごとコロッケ」シリーズは、エビやカニ、ホタテなどの海産物をジャガイモで包み込んだ独自の製法で人気を集めています。また、国内の百貨店での催事販売を主軸にしながら、近年はアメリカやマレーシア、シンガポールなど海外の物産展にも定期的に出展しています。

今回の株式取得の狙い

マルヒロ太田食品が持つ高品質な商品ブランドと広範な販売ネットワークは、クックビズグループ全体におけるさらなる成長に寄与することが期待されています。クックビズは、この株式取得をきっかけに、フードバリューチェーンの各領域への投資をさらに強化する方針です。

今後の展望

クックビズの取り組みは、単に飲食業界に留まらず、農業や工業など、食のバリューチェーン全般の価値向上と業務生産性の向上を目指しています。今回のマルヒロ太田食品の傘下入りは、その戦略の一環であり、函館市の地域食材を生かした全国展開、さらには海外への販路拡大も視野に入れています。

クックビズは、すでに北海道内では別の企業と連携しており、今後はマルヒロ太田食品とのシナジーを生かし、地域の食文化の発信を加速させる計画です。函館市の特産品を全国に届け、多くの人々にその魅力を伝えることで、地域経済の活性化を図りたい考えです。