鴻池運輸が冷凍冷蔵EVトラックを導入
大阪市に本社を置く鴻池運輸株式会社は、持続可能な物流の実現に向けた一環として、静岡県のイオングローバルSCM株式会社受託センターに冷凍冷蔵器付きのEVトラックを導入することを発表しました。この取り組みは、同社が設定したCO2削減目標に基づいています。
EVトラックの概要
今回導入されるトラックは、総重量7.5トンで、航続距離が約120キロの小型車両です。イオングローバルSCM株式会社受託センターで運営される鴻池運輸 東海支店 長泉流通センター営業所には2台、袋井流通センター営業所には1台が配備される予定です。これは、イオングループ店舗への配送に特化したもので、効率的な物流を実現する手段の一つです。
CO2削減の取り組み
鴻池運輸は、2030年を見据えたビジョンにおいて、2019年3月期比で35%のCO2削減を目指しています。さらに、新たに策定された2026年3月期~2028年3月期の中期経営計画では、3年間で28%の削減を目標としています。EVトラックの導入に加え、鉄道輸送への移行や幹線輸送の効率化を図るために、NEXT Logistics Japanへの参加も進めています。
持続可能な社会の実現に向けて
鴻池運輸が進める新しい物流システムは、環境への配慮と効率性を両立させるものです。これにより、地域の物流がより持続可能なものに変わることが期待されています。冷凍冷蔵EVトラックを利用することで、商品の品質を保持しつつ、CO2排出量を削減。運送業界全体にもこの流れが広がることが求められています。
まとめ
鴻池運輸の取り組みは、今後の持続可能な物流システムのモデルケースといえるでしょう。地域に根ざした企業として、環境保護に貢献し、次世代の物流を築いていくことが期待されます。今後の展開に注目したいと思います。