あいち銀行がウェブアクセシビリティを強化する新サービス「フェアナビ」とは

あいち銀行が「フェアナビ」を導入

あいち銀行が、株式会社KANNONが提供するウェブアクセシビリティ向上サービス「フェアナビ」を導入しました。これにより、あいち銀行のウェブサイトの使いやすさが向上し、地域社会への貢献がさらに強化されることが期待されています。今回は、この取り組みを詳しくご紹介します。

背景と目的

あいち銀行は1910年に設立された地域金融機関であり、その使命として「金融サービスを通じて地域社会の繁栄に貢献します」とのパーパスを掲げています。地域の中小企業の支援や個人向けの金融サービスの充実に力を入れ、その活動は愛知県内に広がる多数の店舗を通じて、多様な分野で地域経済を活性化しています。

特に近年、デジタル化が進む中で、あいち銀行はアクセシビリティの改善にも着手しています。例えば、高齢者や障害者など、すべての人が平等に情報にアクセスできることを目指しています。そのために、ウェブサイトのバリアフリー化が重要な課題となっているのです。

ウェブアクセシビリティとは

ウェブアクセシビリティとは、いわゆるウェブサイトのバリアフリー化を指し、高齢者や障害者が含まれたすべての人が、簡単に情報や機能を利用できるようにすることを意味しています。近年、「障害者差別解消法」の改正により、すべての企業に合理的配慮が求められ、ウェブサイトにおいてもアクセシビリティがより一層重要視されるようになっています。

「フェアナビ」の概要

「フェアナビ」は、ウェブのバリアフリー化を迅速に実現するためのサービスです。導入は非常に簡単で、契約後に発行される1行のコードをウェブサイトに貼り付けるだけで完了します。これにより、従来のウェブサイトの改修に比べて、期間や費用の大幅な削減が可能になります。特に、WordPressやSTUDIOといったノーコードツールにも対応しているため、誰でも簡単に設定を行うことができます。

KANNONの役割

この新たな取り組みは、TOPPAN株式会社とKANNONの協力によって実現しました。KANNONは「情報格差をなくす」というミッションのもと、ウェブのバリアフリー化サービス「フェアナビ」の開発・販売を行っています。これにより、地域の中小企業や個人が、情報へのアクセスにおいて不利益を被ることがないよう取り組んでいます。