DXフィールド誕生
2025-07-03 12:18:40

大阪工業大学に誕生した新しい実証実験施設「DXフィールド」

大阪工業大学に誕生した「DXフィールド」の魅力



このたび、大阪府枚方市に位置する大阪工業大学の枚方キャンパスに、新たな実証実験施設「DXフィールド」が完成しました。この施設の最大の特徴は、太陽工業株式会社が採用した独自の「フレックスシステム」により、柱のない広大な空間を実現している点です。これにより、ドローンの飛行演習に必要な広さと高さが充分に確保されており、自然光が差し込むことで視認性の高い環境が整っています。

短期間での高品質な施工



「DXフィールド」は、太陽工業の内製化された部材を使用し、長年の膜構造技術が結集した成果です。これにより、着工からわずか8カ月という短期間での施工が実現しました。屋根と外壁には、光を穏やかに透過する膜素材を用いることで、日中は自然光を取り入れつつ省エネルギーな環境を提供しています。必要最低限の人工照明で済むため、照明による反射や眩しさの影響も軽減されています。

未来の研究と教育の拠点



「DXフィールド」は、2025年4月の新設情報科学部「実世界情報学科」の設立に伴い整備されたもので、ロボットやドローンなどの先端技術を通じて実践的な研究と教育が行われます。この施設は、物流、農業、防災などの分野への応用を図るだけでなく、大空間の再現を可能にするVR技術の開発やスポーツ解析におけるモーションキャプチャの活用など、幅広い研究活動を促進します。

学際的な教育活動



「実世界情報学科」ではAIやIoT、ドローン等の先端技術を駆使し、未来のサービス創出に必要な人材を育成します。1年次から実機を使用した実践的な授業が行われ、SDGsへの貢献を見据えた教育が行われます。

「DXフィールド」は、学生が実世界の課題に取り組むための貴重な場として、ドローン関連やデータサイエンスに関連する実習や演習の舞台に加え、国家資格取得に向けたドローンスクールとの連携授業にも利用される予定です。

施設概要



  • - 所在地: 大阪府枚方市
  • - 施主: 学校法人常翔学園
  • - 設計: 株式会社住建設計
  • - 施工: 金下建設株式会社
  • - 膜構造施工: 太陽工業株式会社
  • - 規模: W31m×L38m×軒高14.3m、延べ床面積約1,400㎡
  • - 用途: 大規模実証実験施設

「DXフィールド」は、大阪工業大学のさらなる発展を支える重要な拠点として位置づけられており、学生たちが未来のテクノロジーに挑むための理想的な環境を提供しています。今後の教育や研究の展望に期待が高まります。


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