特別講演「国仲涼子さんに学ぶ、自分らしく輝く生き方」
2025年7月15日、洗足学園音楽大学で特別講演会が開催されました。今回の講師として招かれたのは、NHKの人気連続テレビ小説「ちゅらさん」での演技で知られる俳優の国仲涼子氏です。彼女は自身のキャリアについて語り、学生たちに向けて多くの示唆に富んだアドバイスを送りました。
講演は大きく分けて2部構成になっていました。前半では、国仲氏がどのように芸能界に入ったのかや、大役に対する緊張の乗り越え方について紹介しました。彼女が語るエピソードは、学生たちにとって非常に参考になったことでしょう。
国仲さんは、役者の道に進んだ理由を「好きなことで生きていくことができるという夢を持っていたから」と明かしました。芸能界は厳しい世界ですが、自分の情熱を信じて挑戦することが大切だと強調しました。また、彼女は「台本を覚えることは大切だが、役を演じることは現場で創造するもの」との信念を持ち、演技に対する姿勢についても語りました。
学生との質疑応答
講演後半では、学生たちからの質問を受け付ける時間が設けられました。国仲氏は、質問に対し、笑顔で丁寧に答え、会場の雰囲気は和やかでした。学生からの質問の一つ、「20代のうちにやっておいた方がいいことは何ですか?」には、「本や映画、異なるジャンルの人々と触れ合うことが重要」と語り、多様な経験を通じて自己成長を促す大切さを説きました。
さらに、演技をする際の注意点としては、「台本を覚えるのは絶対に必要だが、役を作り上げるのは現場で行うべき」と、事前準備と現場での適応力の重要性を伝えました。また、オーディションの際の自己PRについても言及し、「無理に自分をよく見せる必要はない。苦手なことも正直に話すことが信頼を築く」とのアドバイスをいただきました。
この質疑応答の場では、学生たちが活発に質問をし、国仲氏の生の声を聞く貴重な経験となりました。「国仲さんの俳優像を知ることができた」といった感想や、「自分のやり方を持つことの大切さが分かった」との声が挙がり、参加者たちは刺激を受けていました。
ミュージカルコースの学生によるパフォーマンス
質疑応答の終了後、国仲氏に対する感謝の意を込めて、ミュージカルコースの学生たちによる歌唱が披露されました。彼らの素晴らしいパフォーマンスに、会場は感動に包まれ、国仲氏もその歌声に感激している様子でした。
今後の展望
洗足学園音楽大学では、今後も国仲涼子氏のような著名な方を呼び、実践的な学びを通じて学生たちの夢の実現をサポートする取り組みを続けていくそうです。彼女の生き方や職業観は、多くの学生にとって刺激となり、これからの人生において価値ある指針として生かされることでしょう。
国仲涼子氏のプロフィール
国仲涼子氏は、1979年6月9日生まれ、沖縄県出身の輝かしい俳優です。2001年のNHK連続テレビ小説「ちゅらさん」でのヒロイン役により一躍注目を集め、その後も数多くのドラマや映画、舞台に出演し、演技の幅を広げています。近年では、2023年に公開される映画「366日」や、舞台「対馬丸〜生きてみせる〜」にも出演予定です。
洗足学園音楽大学について
洗足学園音楽大学は、音楽教育を通じて未来の音楽シーンを担うアーティストを育成するという理念を掲げています。クラシックからジャズ、ポップスまで、多彩な音楽ジャンルに対応した革新性に満ちたカリキュラムを提供しています。多くの著名アーティストを輩出しているこの学校で、学生たちは自らの才能を磨き続けています。
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