高校生が挑む神社文化の明日を拓くアプリ「Kamimi」
2025年2月23日(日)、品川で行われる第14回ウーマンズビジネスグランプリのファイナルに、神社文化を未来へ繋げるアプリ「Kamimi」が出場します。
このアプリは、高校2年生のMorita Maiさんが、柔軟な発想を元に開発した次世代型の神社参拝体験を提供します。彼女の取り組みは、今の若者に日本の伝統文化を身近に感じてもらう画期的なものであり、神社参拝と「推し活」という、若者に人気の活動を組み合わせる試みです。
Kamimiの魅力とは
「Kamimi」は、訪れた神社で祀られている神々をイラスト化し、ユーザーは自分の推しキャラクターとして楽しむことができます。この手法により、神社の歴史や文化を学びながら、自分自身の趣味と結びつけることができるのです。アプリ内では、参拝作法や神様の情報も視覚的にわかりやすく解説されているため、初めて神社を訪れる外国人にも配慮しています。また、多言語対応機能を備え、観光客にも優しい作りになっています。
このアプリは、神社だけでなく、その周辺地域の活性化にも貢献しています。地元の店舗と連携し、アプリ内で商品を購入すると「Kamimiポイント」が獲得できる仕組みを導入することで、地域経済の循環を促進し、神社文化の持続可能性を向上させています。
実際、これまでに貴船神社、難波八阪神社、清見原神社の3社で既に運用が始まっており、わずか5ヶ月で19,000人以上のアクセスを記録するという成果を上げています。
神社の現状とMoritaさんの思い
しかし、現在、日本では毎年約100社の神社が消滅しており、2040年頃には約4割が消滅する危機に直面しています。これには後継者不足や参拝者の減少、特に若年層の宗教離れが大きな要因です。
この問題に対してMoritaさんは「若者に神社文化を分かりやすく伝える手段が不足している」と捉え、アプリ「Kamimi」を開発することを決意しました。彼女自身、小学生の頃から神社巡りが好きで、その「日本らしさ」を伝えたいという思いが原動力となっています。
彼女はS高等学校に通いながら、IT専門学校での学びを活かし、日々の学業や趣味の「推し活」を両立させながらアプリの開発を進め、IT専門学校の指導や地域の専門家からアドバイスを受けながら、起業に向けた準備を整えています。彼女は自らの手で未来を切り開くために努力を続けています。
未来を築くための挑戦
「Kamimi」は神社と推し活という新たな切り口から、伝統文化を未来に繋げるための革新です。これまでにない発想により、神社文化を好きになってもらいたいというMoritaさんの想いが、このアプリに込められています。
第14回ウーマンズビジネスグランプリ2025 in 品川のファイナルは、2025年2月23日(日)に品川区立五反田産業文化施設で開催されます。このイベントを通じて、彼女の挑戦がどのように評価されるのか、期待が高まっています。若者や外国人にも親しまれる神社文化の形成を目指し、「Kamimi」がさらなる進化を遂げることを期待したいです。
代表者プロフィール
- - 氏名: Morita Mai(森田 麻位)
- - 学年: S高等学校2年、KADOKAWAドワンゴ情報工科学院高等部2年
- - 連絡先: [email protected]
- - TEL: 070-9031-4863
ウーマンズビジネスグランプリの詳細
- - 日時: 2025年2月23日(日)13:30 ~17:15
- - 場所: 品川区立五反田産業文化施設シティホール&ギャラリー五反田(東京都品川区西五反田8丁目4−13)
- - 主催: 第14回ウーマンズビジネスグランプリ2025実行委員会
- - 公式サイト: こちら