日本の庭園文化が世界で評価される！石原和幸がフィラデルフィアフラワーショーでゴールド取得

フィラデルフィアフラワーショー2025における快挙

2025年の3月、米国ペンシルベニア州フィラデルフィアで開催された「フィラデルフィアフラワーショー」において、日本の庭園デザイナー・石原和幸氏が特筆すべき成果を収めました。彼の作品「Tomorrow’s Eden – Gardens for Changing World」が、ランドスケープ部門でゴールドメダルを受賞したのです。この賞は、世界で最も権威のある室内フラワーショーの一つで、毎年25万人以上が訪れる人気のイベントです。

石原氏はTREELINE DESIGNZとの共同出展により、6つのアワードを受賞。受賞歴には、アメリカ園芸協会の環境賞や、ロイヤル園芸協会賞、さらにはペンシルベニア州の造園および園芸協会のトロフィーなど多岐にわたります。この成功は、日本の庭園文化が世界で認められる瞬間であり、石原氏自身も心より感謝の意を表しています。

石原和幸氏の背景

石原和幸氏は1958年生まれ、長崎県出身。彼は22歳で生け花の流派「池坊」に入門し、以来花と緑の魅力に取り憑かれてきました。花の路上販売を経て、庭造りをスタートさせ、独自の世界観を持つ庭作りを国内外で展開してきました。特に苔を使った作品が高く評価され、名誉ある英国チェルシーフラワーショーで金メダルを12回も受賞しています。

日本の入口ともいえる羽田空港では、彼の受賞作品「花の楽園」が再現され、多くの人々に感動を与えています。また、渋谷駅近くでの緑化事業や、大阪の「うめきたガーデン」のプロデュースなど、地域の景観作りにも力を注いでいます。

日本の庭園文化の可能性

「フィラデルフィアフラワーショー」での受賞は、日本の庭園文化の素晴らしさと、その可能性を世界に示しました。石原氏は、これからも国境を越えて日本の美しい庭園文化を広めていくことを志しています。彼の作品は単なる庭園ではなく、人々に癒しや感動を与える場であり続けるのです。この快挙は、観賞だけでなく、庭が持つ文化的な力への関心を新たに呼び起こすことでしょう。