大阪の技術力が光る!サムライエッジが広告で栄誉を獲得
2023年10月16日、東京の内幸町にある帝国ホテルで行われた第68回「新聞広告の日」記念式典において、大阪に本社を置くフェザー安全剃刀株式会社が製造するT字カミソリ『サムライエッジ』の新聞広告が、新聞広告賞2025の広告主部門で優秀賞を受賞した。関西から全国へ、そして国際的な評価を受ける企業のスタンスを象徴する出来事である。
受賞したのは、新聞広告賞2025に応募された202件の中から厳選された10件の中に選ばれたもので、印象に残るキャッチコピー「意外と目立つ剃り残しに。」と遊び心満載のデザインが評価された。特に目を引くのは、広告に描かれた人物の鼻の下に小さく書かれた「見ちゃうよね?」というフレーズで、思わず目が向いてしまう仕掛けが施されている。
新聞広告の新たな可能性
新聞広告賞は1981年に設立された、日本新聞協会による長い歴史を持つ賞で、新聞広告の発展を目的としている。広告の新しい可能性を探るため、毎年多くの作品が応募され、その中から選ばれたものは、デザイン、アイデア、効果のいずれかで優れたものとして表彰される。
サムライエッジの広告は、その大きなサイズを活かしながら、シンプルなデザインを基にした遊び心のあるクリエイティブが評価された。情報量が多いスポーツ紙に掲載されたこの広告は、極端にシンプルなビジュアルデザインで、読者の関心を引くことに成功した。広告の中には、意図的に「見ちゃうよね?」といった文字が配置されており、一見すると素朴に見えるこのコピーが消費者の気を惹く要素になっている。このような工夫が、商品の特性である剃り残しを強く印象づける一助となり、多くの人々に新たな発見をもたらす。
四半世紀を迎えたサムライエッジ
フェザー安全剃刀は1932年に創業し、理美容製品や医療用刃物の製造を手がけてきた。特にT字カミソリ『サムライエッジ』は、その剃り心地の良さと剃り残しを防ぐ機能で多くの消費者に支持されている。サムライエッジが目指すのは、毎日の身だしなみを更に快適にすることで、使用することで満足感をもたらす製品作りである。今回の受賞により、さらなる認知度の向上が期待されている。
受賞作品の詳細
受賞作品名は「見ちゃうよね?」、受賞理由は「新聞ならではの大きなサイズを活用したクリエイティブが高く評価された」であり、消費者にとって広告は単なる情報提供ではなく、感情に訴えるものであることを再認識させるものであった。広告の掲載紙は日刊スポーツで、2024年10月28日の掲載が決まっている。電通が企画・制作を担当し、その細部にまでこだわる姿勢が今回の受賞に繋がった。
今回の受賞を通じて、フェザー安全剃刀株式会社の製品群の質の高さと、安全や利便性を追求する企業姿勢が広く認知されることを期待したい。今後も大阪を拠点に、よりユニークで目を引く広告が生まれることを楽しみにしたい。