BIGCの新たな一歩
2025-08-28 12:52:43

BIGCが1400万ドルを調達し、デジタルエンターテインメントの拡大を加速

ビック(BIGC)の成長と未来展望



エンターテインメントやテクノロジーを融合させた企業、ビック(BIGC)が、1400万ドルの資金調達を完了しました。この調達により、累計資金調達額は約2400万ドル(約35億円)に達し、グローバルなエンターテインメントプラットフォーム事業の拡大が本格化します。

ビックが展開する「オールインワン・デジタルベニュー」は、アーティストとファンを結び付ける新しいプラットフォームです。主にK-POPのコンサートを中心としており、チケット販売やAIを活用したライブ配信、ファンとのインタラクション、映像配信、グローバルコマースなど、アーティストのIPをオンラインで収益化するためのさまざまなサービスを一手に提供しています。特に、200以上の国から得られるファンダムデータを活用することで、独自のライブ配信技術を生かしたサービスが最大の魅力です。

ビックは、サービス開始からわずか2年で224の国と地域に拡大し、会員数は110万人を超えました。特筆すべきはその80%が海外ユーザーで、日本や中華圏、北米を中心に急成長しています。今年度には前年比で会員数が13倍、売上が5倍に達し、平均成長率は48%に上りました。これまでに約130組のK-POPミュージシャンやアーティストと提携し、近年はJ-POPや世界のトップアーティストへの展開にも力を入れています。

今回の資金調達は、4月に開始され、STONEBRIDGEとBonAngels Venture Partnersが主導し、複数の投資家が加わって8月に無事終了しました。STONEBRIDGEの代表は、「BIGCのプラットフォームはオフラインとオンラインの境界を越える可能性を秘めており、K-エンタメ市場において注目される存在になるだろう」とコメントしています。

また、グローバルライブ公演市場は2020年に400億ドル(約6兆円)規模から、2030年には1400億ドル(約19.4兆円)に成長する見込みです。ビックは、オンライン公演の比率も2030年には35%に増加するとの予測を受け、このデジタル変革をリードするためのビジョンを掲げています。

代表のキム・ミヒは、「今回の資金調達は、単なる資金獲得を超え、アーティストとファンを繋ぐグローバル・エンターテックのリーダーを目指す第一歩です」と語り、今後のさらなる展開への期待を寄せています。

どのような形でビックがエンターテインメント産業を変革していくのか、その行く先は非常に楽しみです。テクノロジーとエンターテイメントが交差する、新たな時代の幕開けを感じさせてくれる動きです。


画像1

関連リンク

サードペディア百科事典: K-POP BIGC デジタルプラットフォーム

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。