日本を目指すドライバー
2025-10-30 15:12:55

ネパールから日本を目指す特定技能ドライバーの採用決定について

ネパールから日本を目指す特定技能ドライバーの採用決定



株式会社あおい運輸が、ネパール国籍の特定技能ドライバー4名の採用を決定しました。この決定は、10月14日にネパールの首都カトマンズで行われた面接によるものです。面接は、ドライバー専門の人材会社である株式会社アズスタッフとネパールの送り出し機関Kizuna H.R. Solutions Pvt.Ltdと連携して実施されました。この面接は、8月に施行された初回に次ぐもので、今回は候補者として4名が参加しました。

候補者たちは、ネパールの運転免許を所有しており、特定技能ドライバーになるために必要な日本語能力試験と技能評価試験をすでにクリアしています。年齢層は20代から30代が中心で、若い世代が多く集いました。

面接の流れとしては、まず対面で行われる面接があり、候補者のこれまでの運転経験や職務内容、日本での就業動機を確認。その後、候補者からの質疑応答が行われ、条件についての細かい調整が行われました。

面接後には、運転試験が実施され、面接官が同乗して候補者の運転技術を評価しました。この試験はネパールの教習所で行われ、マイクロバスを使用して運転適性が測定されました。運転を観察することで、各候補者が抱える課題や運転スキルの具体的な部分が見える化されました。

面接を終えたあおい運輸の矢﨑翔太専務取締役は、ネパールの方々の働く意欲に寄せて高い期待を寄せており、今後の課題として自社の「当たり前」を彼らに理解してもらうことが重要であると述べました。

面接を受けた1人、BAJRACHARYA SUNDAR(バジュラチャルヤ・スンダル)さんは、自身の家族や日本での働く意欲について語り、「日本に行けるチャンスを掴めたから早く行きたい。家族に仕送りをしたい」と気持ちを表現しました。

また、株式会社アズスタッフが行っている日本式の交通教育についても触れます。教習指導員の国家資格を有する元自動車教習員が現地に常駐し、学科教習40時間、実技教習40時間、合計で80時間の教育を実施します。この教育は、日本で新規に免許を取得する際の学習時間と同等以上の内容となります。ネパールの交通環境は日本と似ており、右ハンドル・左側通行という条件からも教育がしやすく、ドライバー職に適した素質を持つ国民性があると言えます。

今回の採用に関して、株式会社アズスタッフの谷口愛斗社長室長は、日本におけるドライバー不足がますます深刻化する中、外国人ドライバーの力が不可欠であると強調しました。しっかりした交通教育を通じて、安心して働ける人材の提供を目指す方針を示しています。

今後も、ネパールから日本へと向かう特定技能ドライバーたちの活躍が期待されます。株式会社あおい運輸と株式会社アズスタッフが持つ取り組みは、異なる国籍のドライバーたちが日本で活躍するための大きな一歩と言えるでしょう。これからの時代、国際的な人材交流が進むことを期待しています。


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