Y by YOSHIKIが北海道・余市に新たなワインプロジェクトをスタート
5月30日、カリフォルニア・ナパ・ヴァレー発のワインブランド「Y by YOSHIKI」が北海道・余市での新しいワインプロジェクトを始動しました。この取り組みは、世界的なワイン醸造家として知られる曽我貴彦氏と協力し、良質な日本ワインを生み出すことを目的としています。調印式にはYOSHIKI自身、曽我氏、そして「フィールドオブドリームスワイナリー」の代表である井内由佳氏が出席し、余市町長も見守る中、正式な提携を結びました。
プロジェクトの背景
「Y by YOSHIKI」はこれまで、米ナパを拠点にしていた日本の音楽界のアイコンYOSHIKIが立ち上げたワインブランドで、彼のワイン造りへの情熱が注ぎ込まれています。新たにスタートした日本産ワインプロジェクトでは、北海道・余市の気候と土地を生かした高品質なワインの生産を目指しています。余市は冷涼な気候と昼夜の寒暖差、水はけの良い火山性土壌を持ち、近年ではピノ・ノワールの産地としても名を馳せています。
YOSHIKIの意気込み
YOSHIKIは調印式で、「カリフォルニアでの15年の経験を生かし、日本の美しさを表現したい」という思いを語りました。また、地方創生や日本経済の活性化に寄与したいとの考えも示し、今回のプロジェクトがその第一歩になると訴えました。自らぶどう畑に足を運び、実際に鍬入れを行う姿勢には、情熱が感じられます。苗を植えながら「美味しいワインができますように」と願いを込め、記者には「世界一のワインを目指します」との抱負を伝えました。
曽我貴彦氏とのコラボレーション
曽我貴彦氏は日本のワイン業界の重鎮であり、彼が手がける「ドメーヌ・タカヒコ」は国内外での評価も高く、特にピノ・ノワールが有名です。「noma」という世界的に評価の高いレストランで初めて日本ワインが採用されるなど、その品質は折り紙付きです。曽我氏は、「YOSHIKIと共に新しい美を追求し、日本の自然の素晴らしさを表現したい」と語り、お互いの経験が笑顔を交えた協力関係を築いていくことを期待しています。
ワイン産地・余市の魅力
余市町は、これまであまり注目されてこなかったが、近年ではその素晴らしい気候条件のおかげで、日本ワインの新たな名所としての地位を確立しています。特にピノ・ノワールの栽培が進んでおり、今後ますます注目される地域です。新設された「フィールドオブドリームスワイナリー」はこの地で、自然環境を活かした持続可能なワイン造りに取り組んでおり、YOSHIKIとのプロジェクトは、その飛躍的な成長を促す鍵となるでしょう。
これからの展望
YOSHIKIの音楽への情熱と曽我氏のワイン醸造への情熱が融合することで、日本のワイン造りに革新をもたらすと期待されています。このプロジェクトが成功すれば、余市は美食とワインの観光名所として注目されること間違いなしです。また、YOSHIKIのブランド力が更なる発展をもたらし、日本から世界へ向けた発信がますます強まることでしょう。
今後の展開がとても楽しみです。北海道・余市から生まれる新しい日本ワインにぜひご注目ください。